あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問55
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
脳塞栓について正しいのはどれか。
- 緩徐に発症する。
- 心房細動に合併する。
- 高血圧はリスクファクターである。
- 激しい頭痛を伴う。
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この過去問の解説 (3件)
01
脳塞栓は脳血管が血栓によって突然閉塞することで片麻痺や局所神経症候が突発します。
1.緩徐に発症する。
脳塞栓は最も急激な発症となります。
2.心房細動に合併する。
心房細胞に合併されるため、正答となります。
他にも心筋梗塞・僧帽弁狭窄症・感染性の心内膜炎などはリスクファクターとなっています。
3.高血圧はリスクファクターである。
高血圧がリスクファクターとなるのは脳出血です。
4.激しい頭痛を伴う。
激しい頭痛を伴う脳疾患は、クモ膜下出血です。
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02
脳塞栓とは、
心房細動や、心筋梗塞、、心臓弁膜症から、局所的に生じた血栓が、脳へ飛んだ病態です。
発生した血栓が、別の場所へ飛んだものが「塞栓」と覚えましょう。
症状として、突然の発症を特徴とします。
一方、
脳血栓とは、動脈硬化により狭くなった血管で出来た血栓による、脳梗塞です。
症状として、徐々に進行する特徴があります。
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03
原因としては主として心臓内の頸動脈・大動脈弓の血栓が剥離し、塞栓子となり脳内に入り血管を閉塞することで発生します。
1.緩徐に発症する。
脳梗塞は急激に発症し、発症数分後で症状が完成します。
3.高血圧はリスクファクターである。
高血圧は、脳梗塞、脳出血のリスクファクターとなりえます。
高血圧は他には狭心症、心筋梗塞のリスクファクターともなりえます。
4.激しい頭痛を伴う。
症状としては意識障害、神経障害になるので頭痛は伴いません。
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