問題
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血液量減少性ショックの原因となるのはどれか。
1 .
急性心筋梗塞
2 .
敗血症
3 .
肺塞栓
4 .
骨盤骨折
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問54 )
血液量減少性ショックは、大量の出血・脱水・外傷・熱傷などで、全身の血液や体液の量が減少してしまうことで起こります。
1.急性心筋梗塞は、心筋のポンプ作用が起きなくなる疾患ですが、循環血液の減少は起きません。
2.敗血症は、細菌やウイルスなどの感染によって、進行によって組織障害や臓器障害を引き起こし、ショックなどが起きますが、原因は循環障害や細胞レベルの代謝異常であり、血液量の減少ではありません。
3.肺塞栓は、血液のかたまり(血栓)などが血液の流れに乗って肺動脈を塞いでしまうものであり、背側戦によって起こるショックは呼吸困難やチアノーゼによるものです。
4.骨盤骨折は、交通事故や墜落など外力による骨折であり、骨盤という部位的に大血管が近く、大量出血が起きやすいので、血液量減少性ショックの原因となり、正答となります。
血液量減少性ショックとは、
「熱傷」「脱水」「外傷」「外科手術」「大動脈瘤破裂」などが原因で、
「脱力感」「眠気」「見当識障害」「手足の冷え」「皮膚蒼白」などの症状が現れます。
骨盤骨折は大きな外傷なので、出血量も多くなる場合があり、出血性ショックに注意が必要です。