あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問67
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
虚血性心疾患について正しいのはどれか。
- 労作性狭心症は冠動脈攣縮で起こる。
- 不安定狭心症は心筋梗塞に移行しない。
- 心筋梗塞は致死的不整脈を起こす。
- 禁煙は治療としての効果は乏しい。
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この過去問の解説 (3件)
01
虚血性心疾患に含まれる疾患は狭心症「心筋梗塞」「狭心症」などがあります。
心筋梗塞は、発症が午前6時から正午が最も多く、狭心症発作と同様に胸部圧迫感や胸痛で、安静時や軽い労作時に出現します。
心電図は経過が進むとともに、ST派上昇、T派陰性化、以上Q波、冠状T波の順で異常が現れます。
狭心症は、充分な酸素供給ができない場合に胸痛が出現します。
労作時や興奮時の胸への圧迫感、重圧感があります。
1.労作性狭心症は冠動脈攣縮で起こる。
労作性狭心症は充分な酸素供給ができない労作時や興奮時に起こります。
2.不安定狭心症は心筋梗塞に移行しない。
狭心症は動脈硬化が原因であることに変わりないので、心筋梗塞への移行はありえます。
4.禁煙は治療としての効果は乏しい。
喫煙による喫煙関連三大疾患に「がん」「虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)」「慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)」があります。
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02
虚血性心疾患とは、狭心症や心筋梗塞の事で、
動脈硬化や血栓、また冠動脈の痙攣などが原因となります。
リスクファクターとして、
高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、精神的ストレス、加齢などが挙げられます。
中でも、冠攣縮性狭心症は、若年でも発症します。
労作性狭心症は、攣縮ではなく、狭窄によるものです。
狭心症は、心筋梗塞へ移行する可能性があります。
致死的な不整脈とは、頻脈性の不整脈(一分間250~300)である、心室細動によるものが多く、心筋梗塞が原因となります。
一方、徐脈性の不整脈では、失神はしますが死亡はまれです。
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03
虚血性心疾患とは動脈硬化などの進行によって冠動脈が狭窄してしまい、心臓への血液循環が傷害される疾患の総称となります。
その中には狭心症や心筋梗塞が含まれています。
1.労作性狭心症は冠動脈攣縮で起こる。
労作性狭心症は仕事や激しい運動をした際に起こるもので、動脈硬化などで冠動脈に狭窄があると起こりやすくなります。
また、冠動脈攣縮で起こる狭心症は冠攣縮性狭心症です。
2.不安定狭心症は心筋梗塞に移行しない。
不安定狭心症は動脈硬化が進み、軽い動作でも狭心症発作が起こる状態で、狭心症の中でも心筋梗塞への移行リスクが高い狭心症です。
3.心筋梗塞は致死的不整脈を起こす。
心筋梗塞は致死的不整脈を起こし、致死率の高い疾患であり、正答となります。
4.禁煙は治療としての効果は乏しい。
喫煙は、動脈硬化のリスクファクターであり禁煙は治療効果が高いとされています。
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