あん摩マッサージ指圧師 過去問
第27回(2019年)
問72 (午前 問72)
問題文
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」
痛みが出現した際の指導で正しいのはどれか。
「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」
痛みが出現した際の指導で正しいのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 問72(午前 問72) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」
痛みが出現した際の指導で正しいのはどれか。
「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」
痛みが出現した際の指導で正しいのはどれか。
- 適度な運動を勧める。
- うつむき姿勢を正す。
- 入浴を勧める。
- 患部を冷やす。
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この過去問の解説 (3件)
01
症状を鑑みたところ、既往歴もある拍動性の頭痛ということで、『片頭痛』の可能性が高いと言えます。
片頭痛は脳血管の拡張によって起きる疼痛であり、血管を収縮する様な対処法が適切となります。
1.適度な運動を勧める。
指導は血管拡張に働きます。『緊張型頭痛』の際に有効な指導法です。
2.うつむき姿勢を正す。
指導は姿勢の矯正であり、『ストレートネック』などで起きやすい頭痛へむけたものとなります。
3.入浴を勧める。
指導は血管拡張に働きます。『緊張型頭痛』の際に有効な指導法です。
4.患部を冷やす。
指導は血管収縮に働き、『片頭痛』の際には有効であり、正答となります。
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02
偏頭痛の症状は、拍動性であり、目がチカチカする閃輝暗点の前駆症状があり、嘔吐、嘔き気を伴うことが多いです。
症状出現時は、暗い静かな部屋で安静にし、患部を冷やすのが効果的です。
1.適度な運動を勧める。
運動により血流が上昇すると症状が悪化します。
2.うつむき姿勢を正す。
うつむき姿勢で頭痛が悪化するのは、副鼻腔炎による頭痛や三叉神経痛による頭痛です。
3.入浴を勧める。
入浴により血流が上昇すると症状が悪化します。
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03
頭痛症状の中で、
「拍動性」「数時間以上」
ということから、
片頭痛と考えられます。
片頭痛の発作時には、安静と冷却を勧めます。
発作初期なら、鎮痛薬も有効です。
頭痛は、機能性頭痛、クモ膜下出血、髄膜炎、器質性(二次性)頭痛
に分けられます。
このうちの機能性頭痛の中に、
片頭痛、筋緊張型頭痛、群発性頭痛
があり、
最も多いのが、緊張型であり、
次に片頭痛、
そして群発性頭痛となっています。
血流量を上げると悪化します。
これは、姿勢によって筋緊張型頭痛を引き起こしていると考えられる場合の指導となります。
入浴すると血流が良くなるため、悪化します。
脳内の血管炎のような病態と考えられているため、冷却は効果的と考えられます。
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