あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問73
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」
診断のために患者に聞いておくべき項目で最も重要なのはどれか。
「36歳の女性。以前から頭痛もちであった。最近、月に2回くらい拍動性の頭痛が数時間以上続き、家事や子どもの面倒をみることができない。」
診断のために患者に聞いておくべき項目で最も重要なのはどれか。
- 家族歴
- 海外渡航歴
- 既往歴
- 職業歴
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この過去問の解説 (3件)
01
偏頭痛の診断には、頭痛の病歴、家族歴、薬の効果、月経状態、年齢、性別などの情報を必要とすることがあります。
2.海外渡航歴
海外渡航歴は関係しません。
3.既往歴
重要な情報ではありますが、家族歴のほうがより診断に直結します。
4.職業歴
重要な情報ではありますが、家族歴のほうがより診断に直結します。
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02
頭痛症状の中で、
「月二回」「拍動性」「数時間以上」
ということから、
片頭痛と考えられます。
頭痛は、機能性頭痛、クモ膜下出血、髄膜炎、器質性(二次性)頭痛
に分けられます。
このうちの機能性頭痛の中に、
片頭痛、筋緊張型頭痛、群発性頭痛
があり、
最も多いのが、緊張型であり、
次に片頭痛
そして群発性頭痛となっています。
片頭痛の原因として、血管説、神経説、三叉神経血管説などがあります。
家族性の発症が多いため、家族歴は重要な問診項目となります。
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03
症状を鑑みたところ、既往歴のある拍動性の頭痛ということで、『片頭痛』の可能性が高いと言えます。
1.家族歴
片頭痛は家族にも同様の痛みを持つ場合が多いため重要であり、正答となります。
2.海外渡航歴
海外渡航で注意するべきは現地の伝染病や感染症の類となります。
3.既往歴
片頭痛は血管拡張によるものであり、疾患を伴う頭痛ではありません。
4.職業歴
片頭痛は職業的な要因よりも遺伝や体質が重視されます。
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