あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問1

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

感染症について正しいのはどれか。
  • ポリオは細菌感染症である。
  • 細菌性赤痢の潜伏期は約3週間である。
  • 日本脳炎はネズミの媒介によって感染する。
  • ニューモシスチス肺炎は日和見感染症の一つである。

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この過去問の解説 (3件)

01

日和見感染とは、健常者では病状が発症しない病原体が起因となり、病気で身体が弱った時や免疫不全症候群(AIDS)などにより極度に免疫力が低下した際に発症する感染症状のことをいいます。
感染源としては、カンジダ症、クリプトコッカス症、ニューモシスチス肺炎、感染症、トキソプラズマ症、カポジ肉腫などがあります。


1.ポリオは細菌感染症である。
  ポリオはポリオウィルスによるウィルス感染症です。

2.細菌性赤痢の潜伏期は約3週間である。
  赤痢菌による細菌感染症で1〜4日の潜伏期間を経て。悪寒、発熱、腹痛、下痢で急激に発症します。

3.日本脳炎はネズミの媒介によって感染する。
  日本脳炎は日本脳炎ウィルスをコガタアカイエカやイエカを介して感染します。

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02

日和見感染症とは、免疫力が低下した場合に発症する、感染症です。

黄色ブドウ球菌や、真菌、サイトメガロウイルスなどが病原体となります。

選択肢1. ポリオは細菌感染症である。

ポリオはウイルスで、急性灰白髄炎による、弛緩性麻痺を起こします。

選択肢2. 細菌性赤痢の潜伏期は約3週間である。

細菌性赤痢は、2日から1週間の潜伏期間の後、発熱、腹痛、下痢、血便などの症状がみられます。

選択肢3. 日本脳炎はネズミの媒介によって感染する。

日本脳炎ウイルスは、蚊を媒介とした、アルボウイルスです。

発症すると、発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、不随意運動などの脳症状がみられますが、

近年の発生は著しく減少しています。

選択肢4. ニューモシスチス肺炎は日和見感染症の一つである。

ニューモシスチス肺炎は、以前はカリニ肺炎と呼ばれていた、非常に広く不顕性感染している、日和見感染症です。

白血病、悪性リンパ腫、臓器移植などによる免疫抑制やAIDSなどによって、発症することがあります。

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03

1.ポリオは細菌感染症である。

ポリオはポリオウイルス感染症です。

2.細菌性赤痢の潜伏期は約 3 週間である。

細菌性赤痢の潜伏期は1~4日間です。

3.日本脳炎はネズミの媒介によって感染する。

日本脳炎は蚊(コガタアカイエカ)の媒介によって感染します。

4.ニューモシスチス肺炎は日和見感染症の一つである。

ニューモシスチス肺炎は感染力が弱く、免疫能が低下した際に発症する日和見感染症の一つであり、正答となります。

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