あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問12

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

下肢切断で最も頻度が高いのはどれか。
  • 膝関節離断
  • サイム切断
  • 大腿切断
  • 下腿切断

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この過去問の解説 (3件)

01

下肢切断の理由としては、慢性動脈閉塞症や急性動脈閉塞症、糖尿病、事故などの原因がありますが、一番多い理由は糖尿病によるものです。

糖尿病による末梢血行不良と神経障害により、足の末梢が壊死することがあります。
その場合、下腿切断(膝より下の部分の切断)することが多いです。


1.膝関節離断
  膝関節の温存ができるかどうかが、社会復帰やADLにも大きく影響がでるので、極力温存する方が望ましいです。

2.サイム切断
  サイム切断は脛骨、腓骨から下の部位での切断です。
  
3.大腿切断
  大腿切断は大腿骨を切断することです。

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02

下肢切断で、最も多いのは、

下腿切断で、

次に、大腿切断、

そして、サイム切断(足関節切断)

最後に膝関節離断となります。

切断の原因としては、

上肢切断においては、交通事故などの外傷が多く、

下肢切断においては、糖尿病などの疾病による原因が多くなっています。

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03

切断の判断は基本的に断端管理が必要であり、関節可動域を残す判断を重視されます。

1.膝関節離断は、膝関節から切り離すものであり、関節の保持は後の社会生活に大きく関わってくるため、基本的には残されるようにします。

2.サイム切断は、足関節の切断ですが、下腿切断より頻度は少なくなっています。

3.大腿切断は、筋に富み、術後の浮腫が大きく筋の萎縮も多いため切断の判断は慎重となります。

4.下腿切断は、糖尿病の合併症などの影響も含めて最も多い切断となり、正答となります。

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