問題
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津液の運行に最も関与する気の作用はどれか。
1 .
温煦作用
2 .
防衛作用
3 .
推動作用
4 .
気化作用
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問16 )
津液とは、体液のことで、
汗や尿も含まれます。
津液が不調となることを、「痰飲」や「水毒」といいます。
選択肢にある、
温煦作用や防衛作用、推動作用、気化作用
は、気の作用の事で、
この4つの他に、固摂作用があります。
温煦(おんく)作用は、温める作用の事です。
防衛作用は、外邪の侵入を防ぐ作用です。
推動作用は、気血津液を動かす作用です。
気化作用は、様々なものを別の物質へ変化させる作用です。
1.温煦作用は、臓器・器官などからだを温め、体温を保持する働きです。
2.防衛作用は、体表において、外邪の侵襲を防御する働きです。
3.推動作用は、人の成長や発育や生理的活動および新陳代謝を行う働きであり、気・血・津液の運行に関与しているため、正答となります。
4.気化作用は、精が気に、気が津液に変化させ、津液は汗や尿となって体外へ出るなど、変化させる働きです。
また、気の作用には固摂作用もあります。
固摂作用は、血・津液・精液などをつなぎとめる働きです。
血が脈外へ漏れ出ないようにしたり、汗や尿がむやみに漏れ出るのを防いだりする作用です。