あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問19

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

胃の生理作用で正しいのはどれか。
  • 栄養素を全身に供給する。
  • 体内の水路を調える。
  • 食物の受納を行う。
  • 水液を吸収する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.栄養素を全身に供給する作用は、脾の臓が持つ運化・昇清の作用です。

2.体内の水路を調える作用は、三焦が持つ水分代謝を円滑に行わせる一連の作用です。

3.食物の受納を行う作用は、胃がもっている生理作用であり正答となります。

4.水液を吸収する作用は、腎がもつ津液を主り水分代謝を調節する作用です。

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02

胃は食物を受納(受け入れる)した後、

腐熟(消化)し、

そして

和降(小腸へ送る)を行います。

胃の生理作用は、現代医学の胃のイメージと同じと、覚えましょう。

選択肢1. 栄養素を全身に供給する。

これは、脾の運化と昇清作用です。

選択肢2. 体内の水路を調える。

これは、肝の疏泄作用です。

選択肢3. 食物の受納を行う。

正解です。

選択肢4. 水液を吸収する。

これは腎の作用になります。

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03

胃は、脾とともに飲食物を消化吸収し、気を全身に送り出す源となるところです。
脾胃(中焦)で造られた精は「後天の精」とよばれ肺に送られ、宗気・衛気・営気・津液・血となり全身に巡ります。


1.栄養素を全身に供給する。
  脾は運化・昇清・統血を主ります。
  ・運化とは、水穀を消化して、後天の精や、津液・血・営衛などを吸収し、全身に送り出す働きのことを指します。
  ・昇清とは、運化の際に吸収したものを胃から肺へ送ることを指します。
  ・統血とは、営気を脈中に送ることにより、血が脈外へ漏れないようにすることを指します。

2.体内の水路を調える。
  肝は疏泄を主り、気や血の流れを円滑かつ伸びやかにする働きがあります。

4.水液を吸収する。
  腎は津液を主り、全身の水分代謝を調性する働きがあります。

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