あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問20

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

考え過ぎると傷つきやすい臓はどれか。

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この過去問の解説 (3件)

01

病気の原因として、

「内因」と「外因」、そして、「不内外因」の3つがあります。

このうちの「内因」には、

七情である、

怒(肝)、喜(心)、思(脾)、悲・憂(肺)、恐、驚(腎)

があり、

「外因」には、

六邪として、

風邪(肝)、暑邪(心)、湿邪(脾)、燥邪(肺)、寒邪(腎)、火邪

があります。

そして、

「不内外因」には、

暴飲暴食や、疲労、房事過多、ストレスなど

があります。

「考えすぎると傷つきやすい」とは、

内因の「思」にあたり、

臓は、「脾」となります。

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02

七情の問題となります。その意味は以下となります。

・怒:怒は心中に張り詰めた怒りの感情です。

・喜:喜は見たり、聞いたり、食べたりでこみ上げるうれしさ・楽しさの感情です。

・思:思は深い考え、深く考えることです。

・悲:悲は自分の心にそむく悲しむ意です。

・憂:憂は心が滅入って病むさまです。

・恐:恐は心の中がうつろになる状態、恐れです。

・驚:驚はぎくりとすることで驚きあわて、恐れることです。

1.肝は、『怒』が過ぎると傷られます。

2.脾は、『思』が過ぎる(脳を意味し、深く考えること)で傷られるため、正答となります。

3.肺は、『憂・悲』が過ぎると傷られます。

4.腎は、『恐・驚』が過ぎると傷られます。

他に、心は、『喜』が過ぎると傷られます。

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03

内因(七情)は内から生じる病因であり、怒 喜 思 憂・悲 恐・驚があり、五臓との関わりが強いです。

五志:怒 喜 思 憂・(悲) 恐・(驚)
五臓:肝 心 脾 肺 腎

思は、深い考え、深く考えることを指します。
思に対応する臓器は脾になります。


1.肝
  肝に対応する五志は怒となり、怒りの感情を指します。

3.肺
  肺に対応する五志は憂・(悲)となり、憂は心が滅入って病む状態を指します、悲は心を痛めることを指します。

4.腎
  腎に対応する五志は恐・(驚)となり、恐は心の中が穴のように空虚になった状態、すなわち恐れることを指し、驚は驚き、慌て、恐れることを指します。


喜は、こみあげるうれしさ、楽しさの意味を指します。

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