あん摩マッサージ指圧師 過去問
第27回(2019年)
問98 (午後 問23)
問題文
肝血虚証でみられる症状はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 問98(午後 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
肝血虚証でみられる症状はどれか。
- 腰がだるい。
- 皮下出血がある。
- 手足が冷える。
- 目が乾燥する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.腰がだるい。は、腎陽虚でみられる症状です。
2.皮下出血がある。は脾気虚で見られる症状です。
3.手足が冷える。は心陽虚で見られる症状です。
4.目が乾燥する。は、肝血虚で起きる症状であり、正答となります。
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02
肝血虚の症状は、
肝血不足によって、
筋力低下、手足のしびれ、爪の変形や、
眼の乾燥やかすみなどが見られます。
また、生理不順などもおこります。
これは、
五行(木、火、土、金、水)
における
五主(筋、血脈、、肌肉、皮毛、骨髄)
五華(爪、顔面、唇、体毛、髪)
五根(目、舌、口、鼻、耳)
に照らし合わせると覚えやすいです。
特に、「肝は目に開竅する」ので、肝の症状は「目」と直結します。
肝が虚すれば、目が渇き、
肝が実すれば、目が充血します。
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03
五官:目 舌 口 鼻 耳
五主:筋 血脈 肌肉 皮毛 骨髄
肝臓と関係の深い部位は目や筋にあたります。
主症は、目の乾き・かすみ、脇部の隠痛、顔色萎黄、めまい、不眠、多夢などがあります。
また、四肢のふるえ、筋肉のひきつり、拘急がおこります。
1.腰がだるい。
腎の病の原因は、両親から受け継ぐ「先天の精」が不足すること原因となります。
特に腎陰虚の場合は、主症として足や腰の軟弱化、めまい、耳鳴り、五心煩熱などがあります。
原因としては、先天の不足、房事過多、過度の出血や脱液、驚きや恐怖などがあります。
2.皮下出血がある。
血液を体内に留めるのは脾の「統血」の作用によるものです。
特に脾気虚がおこると、内臓の下垂、血便、血尿、崩漏などの出血がおこりやすくなります。
原因としては、飲食の不摂生、精神・情動の失調、労倦などによります。
3.手足が冷える。
心は「血脈」を主ります。
長期にわたる心気虚は、心悸、胸痛、畏寒、四肢の冷えがあります。
原因としては、突然の重い病による陽の損傷や、心の陽気が不足することでおこる虚寒病証です。
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