問題
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「神明を主る」の失調による症状で最も適切なのはどれか。
1 .
健忘
2 .
浮腫
3 .
息切れ
4 .
倦怠感
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問24 )
「神明」とは、神志ともいい、
精神や意識、思索の事で、
つまりは、「心(こころ)」に当たるものと考えると良いでしょう。
そして、この「神明」を主るのは、「心(シン)」です。
心は、血脈と、神を主り、
舌に開竅します。
また、神(心)が失調すると、
健忘症、不眠や多夢、せん妄などの意識障害
驚きやすいなどの症状が出ます。
これは、
五行(木、火、土、金、水)においての
五神(魂、神、意・智、魄、精志)
五主(筋、血脈、肌肉、皮毛、骨・髄)
五官(目、舌、口、鼻、耳)
などと照らし合わせると
わかりやすいです。
「神明」とは、思考・分析・判断といった高次の意識や思考活動となり、『心』が受け持っています。
心の失調によって記憶障害が現れるため、【1.健忘】が正答となります。
2.浮腫は、「津液を主る」『腎』の失調で停滞で現れます。
3.息切れは、「気の本」である『肺』が失調すると現れます。
4.倦怠感は、「後天の本」である『脾』の作用が失調すると現れます