あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問25

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

瘀血でみられる腹診所見はどれか。
  • 胸脇苦満
  • 小腹不仁
  • 少腹急結
  • 腹裏拘急

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この過去問の解説 (3件)

01

少腹急結(小腹急結)は下腹部、ことに左下腹部に抵抗や硬結のあるもので瘀血の腹証とされます。


1.胸脇苦満
  胸脇苦満は季肋下部に充満感があり、肋骨弓の下縁に指を入れようとしても苦満感や圧痛がみられるもので、肝・胆の病変時の腹証とされます。

2.小腹不仁
  小腹不仁(臍下不仁)は下腹部のことで、臍下ともいいます。
  下腹部に力が入らず、フワフワとしていて知覚鈍麻があるもので、腎の病変時の腹証とされます。

4.腹裏拘急
  腹裏拘急(裏急)は、腹直筋の異常なつっぱりをいいいます。
  肝・脾・腎の病変時の腹証とされます。


心下痞硬
  心下部(みぞおち)が自覚的につかえることを心下痞といいます。
  他覚的に硬く抵抗感のあるものを心下硬といいます。
  心・心包の病変時の腹証とされます。

虚里の動
  虚里の動とは左乳下の動悸のことをいい、心尖拍動を指します。

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02

腹証(傷寒論)は、

小腹急結・・・下腹部の圧痛があり、瘀血の病証です。

小腹不仁・・・下腹部が柔らかく、腎の病変とみます。

腹皮拘急・・・腹直筋の緊張があり、虚労の症状です。

心下痞鞕・・・みぞおちの圧痛があり、心や心包の病変とみます。

胸脇苦満・・・季肋部の圧痛があり、肝や胆の病変とみます。

腹証での瘀血といえば、

「小腹急結」と覚えましょう。

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03

1.胸脇苦満は、気滞の際に見られます。

2.小腹不仁は、腎虚の際に見られます。

3.少腹急結は、瘀血で見られるため、正答となります。

4.腹裏拘急は、虚労の際に見られます。

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