問題
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気滞の最も特徴的な症状はどれか。
1 .
手のしびれ
2 .
食欲減退
3 .
筋けいれん
4 .
胸のつかえ
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問22 )
気滞は、
気の流れが滞ることにより起こる病態で、
脾胃の滞りによる「腹部膨満感」や、
肝の滞りによる「胸脇苦満」(季肋部痛)
気血津液の滞りによる「脹痛」(循環不全による張る痛み)
また、気の欝結による鬱症状などもみられます。
気滞は気の運行が滞ってしまい、経絡の運行が阻害され、様々な症状が起こります。
特にストレスなどにより、肝の疏泄機能の失調による肝気鬱滞によるものが一般的です。
その症状は以下となります。
・1.手のしびれ
気の滞りにより、湿の影響を受けると発生します。
・2.食欲減退
気の昇降出入りの失調が起き、脾・胃の昇清作用が失調すると発生します。
・精神抑うつ
・怒りっぽい
・自汗
・盗汗
しかし、最も特徴的な症状は【4.胸のつかえ】を訴える症状であり、これが正答となります。
また、【3.筋けいれん】は、気滞などで肝の陰分を損傷した肝陰虚や、さらに損傷が進んだ肝血虚にて、現れやすくなる症状です。