問題
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気の固摂作用を最も高める必要があるのはどれか。
1 .
下肢がむくみやすい。
2 .
風邪を引きやすい。
3 .
息切れしやすい。
4 .
動くと汗をかきやすい。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問37 )
気の固摂作用は、
血や津液など体に必要なものを、
あるべきところにおさめておく作用です。
下肢がむくみやすい場合は、
気の推動作用を高めることにより、
水分代謝を促進します。
風邪を引きやすい場合は、
気の防御作用を高めることにより、
邪気の体内への侵入を防ぎ、
体内に入った邪気は外へ追い出します。
息切れしやすい場合は、
気化作用を高め、
気の運動をコントロールします。
動くと汗をかきやすい場合は、
体内から余分な水分が漏れ出ないよう、
気の固摂作用を高めますので、
これが正解であると考えられます。
気には、推動作用、温煦作用、固摂作用、
防御作用、 気化作用、 栄養作用があります。
気の固摂作用とは、体液や内臓をあるべき場所に保持することです。
気血津液が体から漏れ出さないようにする作用の中には、汗も含まれます。
間違いです。
下肢のむくみは、循環不全によるものなので、「推し動かす」作用の推動作用を高めます。
間違いです。
風邪は、外邪の侵入によるものなので、「邪気を追い出す」作用の防御作用を高めます。
間違いです。
息切れは、体内の気の運動低下によるものなので、「新陳代謝と相互転化を促す」作用の気化作用を高めます。
正解です。
自汗などによる汗をかきすぎてしまう場合には、「体液を漏れないようにする」作用の固摂作用を高めます。