あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問44

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

徒手検査の陽性所見と局所施術部位の組合せで最も適切なのはどれか。
  • ブラガードテスト ―――― 腰部
  • ルーステスト ―――――― 手関節部
  • グラスピングテスト ――― 頸部
  • ゲンスレンテスト ―――― 膝関節部

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1 . ブラガードテストは、L4-L5,L5-Sの神経根刺激症状があるとき疼痛が増強するテストです。よって正解です。

2 . ルーステストは、胸郭出口症候群のテストです。

3 . グラスピングテストは、腸脛靱帯炎のテストです。

4 . ゲンスレンテストは、仙腸関節障害のテストです。

参考になった数1

02

徒手検査では、基本的に用具を用いずに、

罹患部位の特定などを行います。

選択肢1. ブラガードテスト ―――― 腰部

ブラガードテストは、

L4/5、L5/S1の神経根障害を反映します。

陽性である場合、

腰部に施術部位があるといえますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. ルーステスト ―――――― 手関節部

ルーステストは、

胸郭出口症候群を判別するテストですので、

陽性の場合は、施術部位は肩関節部といえます。

手関節部に実施する徒手検査には、

手根管症候群を判別する

ティネル徴候などがあります。

選択肢3. グラスピングテスト ――― 頸部

グラスピングテストは、

腸脛靭帯炎を判別するテストです。

陽性の場合、施術部位は、膝関節部といえます。

頸部に対する徒手検査には、

頚椎症を判別するスパーリングテストなどが

あります。

選択肢4. ゲンスレンテスト ―――― 膝関節部

ゲンスレンテストは、

仙腸関節部の異常を反映します。

膝関節部に対する徒手検査には、

前十字靭帯損傷を判別する

ラックマンテストなどがあります。

まとめ

選択肢に挙げられている

徒手検査について、

目的や方法を確認しておきましょう。

参考になった数0

03

正解は ブラガードテスト ――― 腰部 です。

選択肢1. ブラガードテスト ―――― 腰部

正解です。

ブラガードテストとは、下肢進展挙上テスト(SLR)で、下肢を挙上した状態から、更に足関節を強制屈曲し、疼痛の誘発されるかどうかをみるテストです。

SLRに追加して行う形となります。

選択肢2. ルーステスト ―――――― 手関節部

間違いです。

ルーステストとは、座位にて、肘関節を90度屈曲した状態で、両手を挙上し、グーパーを繰り返すテストで、3分間継続できなかったり、疼痛が誘発されれば陽性となる、胸郭出口症候群のテストとなります。

選択肢3. グラスピングテスト ――― 頸部

間違いです。

グラスピングテストとは、背臥位にて、膝関節軽度屈曲位にて、母指で腸脛靭帯を圧迫したまま、膝関節を伸展させた際、疼痛が誘発されるかをみるテストで、腸脛靭帯炎のテストとなります。

選択肢4. ゲンスレンテスト ―――― 膝関節部

間違いです。

ゲンスレンテストとは、背臥位にて、一側の下腿をベッドの側面から降ろした状態で同側の膝を押さえ、反対側の股関節と膝関節を屈曲させて、仙腸関節に疼痛が誘発されるかをみるテストで、仙腸関節の障害のテストとなります。

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