あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問45
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
COPDの患者で、呼吸補助筋である小胸筋に過緊張がみられる場合の局所治療穴として最も適切なのはどれか。
- 肺兪
- 期門
- 日月
- 中府
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この過去問の解説 (3件)
01
肺気腫と慢性気管支炎の両疾患をあわせてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と総称されています。
1 . 肺兪は、僧帽筋と菱形筋上にある経穴です。
2 . 期門は、外腹斜筋と内腹斜筋上にある経穴です。
3 . 日月は、外腹斜筋と内腹斜筋上にある経穴です。
4 . 中府は、大胸筋と小胸筋上にある経穴です。
小胸筋に過緊張がみられるため、局所治療穴として最も適切なのは中府となります。
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02
COPD(chronic obstructive pulmonary disease
:慢性閉塞性肺疾患)は、
気管支の炎症や肺胞の破壊などにより、
肺の機能が低下する慢性の進行性疾患です。
その病態から、呼吸筋や呼吸補助筋は、
活動量が増加し、過緊張となることがあります。
肺兪は、足の太陽膀胱経の経穴です。
関連する筋は、
僧帽筋、菱形筋、上後鋸筋、脊柱起立筋です。
期門は、足の厥陰肝経の経穴です。
関連する筋は大胸筋です。
日月は、足の少陽胆経の経穴です。
関連する筋は大胸筋です。
中府は、手の太陰肺経の経穴です。
関連する筋は、大胸筋および小胸筋ですので、
これが正解であると考えられます。
問題文に挙げられている経穴の
取穴位置を確認しておきましょう。
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03
COPDの鍼治療における経穴は、中府、太淵、中脘、関元、扶突、太谿、足三里、完骨、肺兪、脾兪、腎兪、などがあげられますが、
問題文では、小胸筋に過緊張がみられるという症例なので、
正解は、小胸筋の位置にある経穴の、中府となります。
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