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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第27回(2019年) 午後 問43

問題

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次の文で示す病証に対する治療として最も適切な足の経脈はどれか。

「36歳の男性。主訴は目の疲れと痒み。2日前から右目の内眼角に痒みを自覚し始め、すぐにこすりたくなる。右内眼角部の結膜は軽度充血して、目やにが付きやすい。また、背部のつっぱり感がある。」
   1 .
厥陰経
   2 .
少陰経
   3 .
陽明経
   4 .
太陽経
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は4です。

内眼角から背部にかけて症状が出ていることから、病証に対する治療として最も適切な足の経脈は、4 . 足の太陽膀胱経が正解となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

36歳の男性患者には、

目の疲れ、右目内眼角の軽度充血、

痒み、目やにと、

背部のつっぱり感がありました。

選択肢1. 厥陰経

足の厥陰肝経の症状は、

季肋部の腫れや吐き気などです。

選択肢2. 少陰経

足の少陰腎経の症状は腰痛や足底の痛み、

立ちくらみなどです。

選択肢3. 陽明経

足の陽明胃経の症状は、

前胸部から足背にかけての痛みや

鼻出血などです。

選択肢4. 太陽経

男性患者の症状は、目から背部にみられ、

足の太陽膀胱経の症状であるといえますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

選択肢にあげられている経絡の走行と

関連する症状について振り返っておきましょう。

0

問題文の症例で、「目の疲れと痒み」という事から先ず、足の太陽膀胱経と推測できます。

さらに「内眼角」は膀胱経の清明穴であり、「背部のつっぱり感」も膀胱経の症状となります。

選択肢1. 厥陰経

間違いです。

足の厥陰肝経の症状は、嘔吐や下痢、のどの渇き、下腹部の痛み、尿閉や腰痛、季肋部の痛みなどの症状になります。

選択肢2. 少陰経

間違いです。

足の少陰腎経の症状は、腰痛や大腿内側の痛み、冷えやしびれ、足のほてり、口腔内の痛み、血痰や咳、驚きやすいなどの症状になります。

選択肢3. 陽明経

間違いです。

足の陽明胃経の症状は、顔面麻痺や、前頸部や胸部、腹部の痛み、下肢全面の痛み、消化不良などの症状になります。

選択肢4. 太陽経

正解です。

足の太陽膀胱経の症状は、目の痛みや頭頂部や後頭部の痛み、背部や下肢後面の痛み、足の小指の痛みなどの症状になります。

まとめ

よって、正解は太陽経です。

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