あん摩マッサージ指圧師 過去問
第27回(2019年)
問138 (午後 問63)
問題文
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」
本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。
「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」
本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第27回(2019年) 問138(午後 問63) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」
本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。
「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」
本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。
- 猿手
- 鷲手
- 下垂手
- 尺側偏位
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この過去問の解説 (3件)
01
小指に痺れがあり、上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛が現れることから、尺骨神経の障害が考えられ、尺骨神経の障害の際に現れる症状が正答となります。
1.猿手は、正中神経の障害により起こる神経麻痺症状です。
2.鷲手は、尺骨神経の障害により起こる神経麻痺症状であり、正答となります。
3.下垂手は、橈骨神経の障害により起こる神経麻痺症状です。
4.尺側偏位は、リウマチの際に起る手指の変形です。
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02
子どもの頃左肘骨折の既往がある58歳の男性は、
最近、小指のしびれと、
上腕骨内側上顆と肘頭の間を押したとき
放散痛がみられていました。
これらの症状から、尺骨神経の障害が疑われます。
猿手は、
手首付近の正中神経麻痺により生じる手の変形で、
母指球の萎縮のため、母指が内転位となります。
鷲手は、尺骨神経麻痺により生じる手の変形で、
手内筋の萎縮により、MP関節は過伸展し、
DIP関骨、PIP関節は屈曲します。
尺骨神経が重度に障害された場合に呈する
症状といえますので、
これが正解であると考えられます。
下垂手は、上腕部の橈骨神経麻痺によりみられ、
手関節の背屈障害と全指のMP関節伸展障害により
手が下垂します。
尺側偏位は、手の指が、
小指側(尺側)に傾く変形です。
肘関節より近位で正中神経が障害されると、
母指球の萎縮と第1〜3指の屈曲障害を生じ、
祈祷師の手とよばれる手の変形がみられます。
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03
設問の症状から遅発性尺骨神経麻痺が考えられます。
尺骨神経麻痺の特徴的な手の変形は、 2 . 鷲手です。
1 . 猿手は、末梢性正中神経麻痺などでみられる手の変形です。
3 . 下垂手は、末梢性橈骨神経麻痺などでみられる手の変形です。
4 . 尺側偏位は、関節リウマチでみられる手の変形です。
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