あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問22

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

消化管壁でアウエルバッハ神経叢がみられるのはどれか。
  • 粘膜固有層
  • 粘膜筋板
  • 粘膜下組織
  • 筋層

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この過去問の解説 (3件)

01

アウエルバッハ神経叢とは、消化管の縦走筋層と輪走筋層の間を走行する自律神経で、交感神経と副交感神経の両方を持っていて、蠕動運動を調節しています。

一方、マイスナー神経叢は副交感神経のみで、粘液分泌を調節しています。

そして、この二つの神経叢を合わせて、壁内神経叢といいます。

選択肢1. 粘膜固有層

消化管などの粘膜上皮の組織の層の事です。粘膜に関与している神経叢は、マイスナー神経叢になります。

選択肢2. 粘膜筋板

粘膜を動かす薄い平滑筋の層です。

選択肢3. 粘膜下組織

粘膜と筋層との間の組織の層です。

選択肢4. 筋層

アウエルバッハ神経叢は、消化管の縦走筋層と輪走筋層の間に位置しています。

まとめ

粘膜といえばマイスナー神経叢、筋層といえばアウエルバッハ神経叢で、覚えましょう。

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02

アウエルバッハ神経叢は迷走神経に混ざって臓器に分布し、平滑筋の調節を行っています。

選択肢1. 粘膜固有層

粘膜固有層は細い膠原繊維が密に織りなす結合組織の層です。

選択肢2. 粘膜筋板

粘膜筋板は、粘膜固有層と粘膜下部組織の間にある結合組織です。

選択肢3. 粘膜下組織

粘膜下組織は、太い膠原繊維が荒く織りなす結合組織です。

選択肢4. 筋層

筋層は食道下部から肛門まで平滑筋でつくられているため、正答となります。

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03

消化管壁は、

内腔から粘膜、筋層、漿膜の

3層からなっています。

さらに粘膜は、

粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜下層で構成され、

粘膜固有層と粘膜下組織の間には、

粘膜筋板があります。

また、粘膜下層にある筋層は、

内側の輪状筋と外側の縦走筋の2層で

構成されています。

選択肢1. 粘膜固有層

粘膜固有層は、

粘膜上皮の下にある結合組織の層で、

形質細胞が含まれています。

選択肢2. 粘膜筋板

粘膜筋板は、平滑筋でできており、

粘膜層の運動などに関与しています。

選択肢3. 粘膜下組織

粘膜下組織は、

消化管の粘膜を支え、

筋層と接合する役割があります。

ここには、マイスナー神経叢があり、

消化管ホルモンの分泌により、

粘液分泌を調整しています。

選択肢4. 筋層

内側の輪状筋と外側の縦走筋の2層で

構成されている消化管の筋層は、

消化管運動に関与しています。

輪状筋と縦走筋の間には、

蠕動運動を調節する

アウエルバッハ神経叢がありますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

内在神経である、

アウエルバッハ神経叢やマイスナー神経叢は、

消化活動に関与しています。

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