あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問26

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

眼球で前眼房と後眼房を隔てているのはどれか。
  • 水晶体
  • 虹彩
  • 毛様体
  • 硝子体

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この過去問の解説 (3件)

01

眼球は、光を受容する感覚器です。

眼房は、角膜、水晶体、毛様体で囲まれた部分で、

前眼房と後眼房に分けられます。

選択肢1. 水晶体

水晶体は、虹彩の後側にあります。

付着している毛様小体の収縮により、

その厚さがが変化し、

眼球に入った光の焦点距離を調整しています。

選択肢2. 虹彩

虹彩は、眼球中膜の前端部分にあたり、

眼球内に入る光の量を調整しています。

また、眼房を前後に分けていますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 毛様体

毛様体は、眼球中膜のうち、

虹彩より後方で、脈絡膜より前方に当たり、

肥厚して眼球内に盛り上がった部分をいいます。

眼房水が産生されるほか、

毛様体小帯が出て、水晶体に付着しています。

選択肢4. 硝子体

硝子体は、水晶体の後ろにあり、

光の通路となっています。

透明なゲル状の物質であり、

眼球内圧の維持にも働いています。

まとめ

眼球の解剖、生理について、

図を用いて振り返っておきましょう。

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02

虹彩は水晶体の前にあり、前眼房と後眼房とを隔てています。

副交感神経支配の瞳孔括約筋と、交感神経支配の瞳孔散大筋により、光量の調節に関与します。

選択肢1. 水晶体

レンズの役割で、毛様体小帯により支えられています。

選択肢2. 虹彩

虹彩は、前眼房と後眼房を隔てています。

選択肢3. 毛様体

脈絡膜の水晶体付近の肥厚した部分で、水晶体を支える毛様体小帯が付着します。

選択肢4. 硝子体

水晶体とその奥にある網膜との間を満たしているゼリー状のもので、99%が水です。

まとめ

視覚器の解剖は、比較的わかりやすい構造なので、図を書いて覚えましょう。

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03

1 .水晶体は、レンズ様物質で毛様体に支えられていて、虹彩と水晶体の間の空間が後眼房です。

2 .虹彩は、前眼房と後眼房を隔てる位置に存在し、正答となります。

3 .毛様体は、水晶体を輪状に取り囲み水晶体を厚くすることで近距離視をします。

4 .硝子体は、水晶体と網膜の間にあるゼリー状物質で大部分は水分であり、眼圧を保っています。

眼房という空間は、眼房水の分泌によって眼圧を調節しています。

前眼房→【角膜】と【虹彩】の間にある空間。

後眼房→【虹彩】と【水晶体】の間にある空間。

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