問題
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上肢の骨折で偽関節になりやすい部位はどれか。
1 .
鎖骨骨幹部
2 .
上腕骨近位部
3 .
橈骨遠位部
4 .
舟状骨体部
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問58 )
偽関節とは、骨折した後に再生段階で癒合が停止してしまい、関節の様に分離した状態になったものをいいます。
なお、解剖学における上肢の骨は以下のものを指します。
・上肢帯(肩甲骨、鎖骨)
・自由上肢(上腕骨、橈骨、尺骨、手根骨、中手骨、指骨)
誤りです。鎖骨の偽関節は、骨幹部ではなく遠位端の骨折で多くなります。
誤りです。上腕骨の偽関節は、骨幹部や上腕骨外顆が好発部位となります。
誤りです。橈骨では骨幹部で偽関節が起こりやすくなっています。
正解です。舟状骨は母指側にある8個ある手根骨のひとつです。
舟状骨骨折はスポーツでの転倒時や交通事故でよく見られる骨折で、手首を背屈して手をついたときによく起こります。
偽関節の好発部位は、
・鎖骨骨折
・上腕骨外顆骨折
・手の舟状骨骨折
・大腿骨頸部内側骨折
・脛骨中、下1/3境界部横骨折
・距骨頚部骨折
・骨幹部骨折(前腕骨、上腕骨、下腿骨、大腿骨)
となっています。
間違いです。
鎖骨は、上肢の骨折ではありません。
間違いです。
上腕骨では、外顆の骨折が好発部位となります。
間違いです。
橈骨では、骨幹部が好発部位となります。
正解です。
舟状骨は好発部位となります。