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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第28回(2020年) 午前 問59

問題

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腰部脊柱管狭窄症の治療で最も適切なのはどれか。
   1 .
膀胱直腸障害は観血的治療の適応である。
   2 .
片側性の下肢痛は保存的治療では改善しにくい。
   3 .
会陰部の異常感覚は保存的治療で改善しやすい。
   4 .
手術は脊椎固定術を要することが多い。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問59 )
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この過去問の解説 (3件)

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腰部脊柱管狭窄症は、腰部の脊柱管の横断面積が狭くなり、馬尾神経並びに神経圧根迫による様々な症状が現れる疾患です。

1 .膀胱直腸障害は観血的治療の適応である。
観血的治療の適応となる重度障害は以下となり、正答となります。
・膀胱直腸障害
・著明な筋力低下
・安静時の下肢の痺れ
・間欠性跛行の著しい短縮(50~100m)

2 .片側性の下肢痛は保存的治療では改善しにくい。
片側性の下肢痛のみの場合は、保存療法が適応となります。

3 .会陰部の異常感覚は保存的治療で改善しやすい。
会陰部の異常感覚は馬尾神経症状による膀胱直腸障害であり、観血的治療が推奨されます。

4 .手術は脊椎固定術を要することが多い。
手術は除圧術が主体であり、脊椎固定術は必要に応じて施されます。

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腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が部分的に狭くなり神経が圧迫されることで、腰痛や下肢の痺れ、間欠性跛行などを引き起こす疾患です。

原因は加齢によるものが最も多く、分離症やすべり症に伴うものもあります。

選択肢1. 膀胱直腸障害は観血的治療の適応である。

正解です。「観血的治療」とは出血を伴う外科的手術による治療法で、膀胱直腸障害は観血的治療の適応となります。

手術は神経を圧迫している椎弓の一部や黄色靭帯などを切除して脊柱管を広げる方法や、脊椎固定術などがあります。

選択肢2. 片側性の下肢痛は保存的治療では改善しにくい。

誤りです。両側性の下肢痛は馬尾神経障害を疑いますが、片側性の下肢痛や痺れは神経根障害によるものが多く、薬剤療法などの保存的治療で改善が期待できます。

選択肢3. 会陰部の異常感覚は保存的治療で改善しやすい。

誤りです。会陰部の異常感覚(冷感、灼熱感、痺れ感など)は馬尾神経が圧迫されることにより起こるため保存的治療では改善しにくく、外科手術の適応となります。

選択肢4. 手術は脊椎固定術を要することが多い。

誤りです。手術では圧迫している部位を切除する除圧術の方が多く行われています。

0

正解は「膀胱直腸障害は観血的治療の適応である。」です。

選択肢1. 膀胱直腸障害は観血的治療の適応である。

正解です。

膀胱直腸障害は観血的治療の適用となります。

その他、筋力低下や筋委縮が著しい場合や、安静時における下肢のしびれ、

また、間欠性跛行の距離が極めて短縮している、

などの症状も重症例となるので、観血的治療の適応となる場合が多くあります。

選択肢2. 片側性の下肢痛は保存的治療では改善しにくい。

間違いです。

片側性の下肢痛は、一般的な脊柱管狭窄症の症状なので、保存的治療の適応です。

保存的治療には、はり・きゅう・マッサージや硬膜外ブロック、薬物療法などがあります。

選択肢3. 会陰部の異常感覚は保存的治療で改善しやすい。

間違いです。

会陰部の異常感覚は、観血的治療の適用となります。

選択肢4. 手術は脊椎固定術を要することが多い。

間違いです。

手術は除圧術を要する事が多いです。

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