問題
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下肢切断で断端管理の目的として誤っているのはどれか。
1 .
浮腫予防
2 .
筋力強化
3 .
断端成熟促進
4 .
拘縮予防
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問12 )
下肢切断術後の断端管理は義足を装着するための準備です。
弾性包帯を巻いたり、シュリンカーやシリコーンライナーを使用し圧迫をかけて浮腫を予防します。
義足を使用するために筋力強化は必要ですが断端管理目的ではありません。
術後時間とともに断端の形が変わっていきます。形が変わっていくと義足が合わなくなるので圧迫を加えて早く安定した状態に持っていきます。
屈曲拘縮が起きやすく義足の使用が難しくなるので装具なので拘縮を防ぎます。
この管理ができていないと義足がなかなか合わないということになるそうです。
下腿切断時の断端管理は、
義肢の装着がスムーズになるよう実施されます。
手術直後には浮腫が生じるため、
その予防を目的として弾性包帯を使用します。
筋力強化は必要なリハビリテーションのひとつですが、
断端管理には含まれません。
断端管理の目的として誤ったものを選びますので、
正解となります。
弾性包帯を使用することで、創治癒が促進され、
断端成熟が促進されるものと考えられます。
切断部位によっては、拘縮することがあり、
拘縮予防も断端管理の一環であると考えられます。
適切な断端管理により、以降のリハビリテーションがスムーズに進むと考えられます。