問題
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五臓の働きの理解を問う問題です。
宣散 集められた気血水を外へ向かって送り出す肺の作用です。
これが弱くなると肌が弱くなる、汗がかけない、外からの邪気が入ってきてしまいます。
運化 飲食物から気血水を作り出し全身へ送り出す脾の作用です。
これが弱くなると消化不良やエネルギー不足になります。
統血 血を脈内に留めておく脾の作用です。
これが弱くなると出血しやすくなります。
疏泄 全身に気がスムーズに巡るようにする肝の作用です。
これが弱くなると気が停滞して臓腑の不調、精神状態も不安定になります。
同じような作用が多いので働きと病症とセットで覚えるといいと思います。
肺は、いわゆる呼吸を行うだけでなく、
気や津液の巡りにも関連しています。
宣散(宣発)は、気や血、津液を体の隅々まで巡らせ、
汗を出し呼吸を行なう作用のことです。
肺の生理作用のひとつですので、正解と考えられます。
運化は、飲食物で作られた津液の
吸収と運搬を行なう作用のことです。
脾の生理作用です。
統血は、血が脈外に出るのを防ぎ、
脈中を流れるように導く作用のことです。
脾の生理作用のひとつです。
疏泄は、全身の気の流れを調整し、
スムーズに流れるようサポートする作用のことです。
肝の生理作用のひとつです。
この問題では肺の生理作用が問われていますが、
他の五臓の生理作用についてもおさえておきましょう。