問題
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腎虚でみられる腹証はどれか。
1 .
心下痞鞕
2 .
胸脇苦満
3 .
小腹不仁
4 .
少腹急結
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問20 )
腹診での部位と経絡の関係の問題です。
みぞおちに緊張があります。
心・心包経の異常を表します。
季肋骨下に緊張・圧痛があります。
肝胆経の異常を表します。
下腹部中心に弛緩しています。
腎経の虚証を表します。
下腹部の左右(臍の斜め下)に緊張・圧痛があります。
腎・肝・大腸経の異常を表します。
実際に触りながら覚えましょう。
腎虚は、腎の気が不足してその機能が低下している状態です。
腹証は、腹診によって判定されます。
心下痞鞕は、みぞおち(心下)を触診した際に、
抵抗や圧痛がある状態です。
胃や心の問題を反映するといわれています。
胸脇苦満は、肋骨弓の下縁に圧痛や抵抗がある状態です。
肝や胆の問題を反映するといわれています。
小腹不仁は、腹部のうち、臍の下の部分に緊張がない状態です。
腎虚の際にみられますので、正解であると考えられます。
少腹急結は、下腹部に圧痛や硬結を認める状態です。
瘀血の場合にみられます。
代表的な腹証について、理解しておきましょう。