あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問21
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
腐熟を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。
- 全身の気機を調節する。
- 水穀の精微を心に送る。
- 津液を全身に散布する。
- 精が漏れ出ることを防ぐ。
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この過去問の解説 (3件)
01
腐熟とは飲食物を消化しどろどろの状態にする作用であり、主る臓腑は【胃】となります。
胃の表裏関係にある臓は、土の属性を持つ【脾】の臓となり、脾の作用が正答となります。
1 .全身の気機を調節する。
全身の気機を調節する作用は、宣発・粛降となります。
宣発・粛降を主る臓は肺です。
2 .水穀の精微を心に送る。
水穀の精微を心に送る作用は、昇清となります。
昇清を主る臓は脾となり、正答となります。
3 .津液を全身に散布する。
津液を全身に散布する作用は、水道通調となります。
水道通調を主る臓は肺です。
4 .精が漏れ出ることを防ぐ。
精が漏れ出ることを防ぐ作用とは、腎精(先天の精)を漏れ出ないように蔵する、封臓となります。
封臓を主る臓は腎です。
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02
臓腑の働きを問う問題です。
腐熟は飲食物からエネルギーを取り出すことで胃の作用です。
胃の表裏関係にある臓腑は脾です。
気機は気の動きの事です。
肺の生理作用です。 「宣発」「粛降」
水穀の精微は胃で飲食物から作られる気血津液の原料です。
脾が肺や心に送ります。 「昇清」
肺は気だけでなく津液も全身に送ります。「宣発」「粛降」
腎の生理作用です。「封蔵」
気血津液の動きと臓腑の働きをイメージできるようにしておきましょう。
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03
腐熱を主る臓腑は胃です。
胃と表裏関係にある臓腑は脾です。
全身の気機を調節するのは、肺の機能です。
上部や表面に散布・発散する宣発作用と
下降させ清粛・清潔にする粛降作用とで調節します。
水穀の精微は、飲食物の消化によって胃で作られ、
気・血・津液の原料となります。
これを心に送るのは昇清作用とよばれ、脾の機能です。
脾の生理作用を選びますので、これが正解となります。
津液は、脾で作られますが、
肺の通調水道作用により全身に散布されます。
精が漏れ出ることを防ぐのは、腎の生理作用のひとつです。
臓腑についての知識は、東洋医学の基本となります。
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