あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問23
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
六淫とその特徴の組合せで正しいのはどれか。
- 暑邪 -------- 症状が変化しやすい
- 風邪 -------- 陽気を損傷しやすい
- 寒邪 -------- 津液を損傷しやすい
- 湿邪 -------- 気機を停滞しやすい
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この過去問の解説 (3件)
01
暑邪は陽熱の邪気で上昇し(炎上性)、発散する(開排泄性)特徴があり、発熱や大汗の症状が現れます。
また、湿邪を伴いやすい特徴があります。
症状が変化しやすい特徴をもつ六淫は、風邪です。
2 .風邪 -------- 陽気を損傷しやすい
風邪は症状が変化しやすく、上部を侵しやすい特徴があります。
陽気を損傷しやすい特徴をもつ六淫は、寒邪です。
3 .寒邪 -------- 津液を損傷しやすい
寒邪には気血を停滞させ、痛みを引き起こす特徴があります。(凝滞性)
津液を損傷しやすい徴をもつ六淫は、燥邪です。
4 .湿邪 -------- 気機を停滞しやすい
湿邪は気機を停滞しやすく、下部を犯しやすい特徴があり、正答となります。
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02
六淫 気候などの外因によっておこる病気の原因です。
風・寒・暑・湿・燥・火の六つに分類されます。
暑邪は熱がこもるイメージです。
症状が変化しやすいのは風邪です。
風邪は動き回るイメージです。
陽気を損傷しやすいのは寒邪です。
寒邪は冷えて固くなるイメージです。
津液を損傷させるのは暑邪・火邪です。
湿邪は重たいイメージです。気の動きを妨げます。
六淫が体に入るとどう影響するのかイメージできるようにしておきましょう。
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03
六淫とは、外部からもたらされる病気の原因のことをいいます。
六気と呼ばれる6つの気候の変化により、
風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪(熱邪)の6つに分類されています。
暑邪は、高熱や熱射病など、高熱をもたらし、
大量の発汗を認め気や津液も消耗します。
また湿邪と結びつきやすい性質も持っています。
症状が変化しやすいという特性を持っているのは、
遊走性を持つ風邪です。
風邪は遊走性を持っており、上部に症状を呈しやすく、
発病が急で変化しやすい性質があります。
陽気を損傷しやすいという特性を持っているのは、
陰性の邪気である寒邪です。
寒邪は、陰性で陽気を損傷しやすい性質があります。
津液を損傷しやすいのは、乾燥による燥邪です。
湿邪は陰邪であり、重く粘り気があり、下に溜まりやすい性質があります。
また、気の運動である気機が停滞しやすいとされており、これが正解となります。
病因のひとつである六淫は、基本的な内容にあたります。
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