あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問26

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

納気の失調で最も起こりやすい症状はどれか。
  • 噯気
  • 太息
  • 吃逆
  • 喘息

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この過去問の解説 (3件)

01

「納気」は肺から降りてきた気を腎が納めることです。

「納気の失調」は呼吸器系の症状がでます。肺・腎の不調で起こります。

選択肢1. 噯気

「噯気」はげっぷの事です。

胃気が上がってしまう状態で心・脾の不調で起こります。

選択肢2. 太息

「太息」はため息の事です。

肝気の滞っている状態です。 肝・心の不調で起こります。

選択肢3. 吃逆

「吃逆」はしゃっくりのことです。

胃気が突き上げられてしまう状態です。胃の不調で起こります。

選択肢4. 喘息

「喘息」現在のぜんそくと同じです。

納気の失調による症状の一つです。

まとめ

症状の単語を理解しておきましょう。

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02

納気とは、腎が吸った空気をおさめておく働きで、

肺の働きにも影響を及ぼしています。

選択肢1. 噯気

噯気は、げっぷのことをさし、

脾胃や肝の働きが失調すると生じやすくなります。

選択肢2. 太息

太息は、ため息のことです。

肝や胆などの働きが失調するとみられます。

選択肢3. 吃逆

吃逆は、しゃっくりのことです。

胃の機能失調などでみられます。

選択肢4. 喘息

哮喘とも呼ばれる喘息は、気管支の閉塞により呼吸困難をきたす病気です。

納気が失調している場合は、腎の機能失調が、

肺の機能にも影響を及ぼしていますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

それぞれの臓の生理作用についても覚えておきましょう。

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03

納気は深い呼吸に関わるもので、腎が主るものです。

1 .噯気は、げっぷのことです。
脾胃や肝の働きが悪いときに見られます。

2 .太息は、深いため息です。
情志のうっ積により起こるとされているもので、肝気の欝帯などが考えられます。

3 .吃逆は、しゃっくりのことです。
胃気の上逆の時に起こるとされています。

4 .喘息は、哮喘(こうぜん)と呼ばれており、痰や呼吸困難・咳嗽などが特徴です。
哮喘は脾・肺・腎の不調により起こるとされているため、正答となります。

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