あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問37

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

代謝が悪く、汗や尿が出にくい患者に対して補う気の生理作用はどれか。
  • 固摂作用
  • 温煦作用
  • 防御作用
  • 気化作用

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この過去問の解説 (3件)

01

代謝が悪い、汗・尿が出にくいという状態は、気の作用の中で津液が体外へ排出するための働きが落ちていると考えられます。

1 .固摂作用は、血・津液・精液などをつなぎとめる働きです。
この作用に問題がある場合、汗や尿が漏れ出やすくなっています。

2 .温煦作用は、臓腑・気管を温め、体温を一定に保つ働きです。
この作用に問題がある場合、冷感を感じるなどが起こります。

3 .防御作用は、外邪の侵襲を防ぐ働きです。
この作用に問題がある場合、外邪による侵襲をうけやすくなってしまいます。

4 .気化作用は、気が津液や血に変化する作用です。
津液が汗や尿となって体外へ排出する働きであり、患者に現在不足していると考えられるため、正答となります。

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02

気の生理作用の理解をみる問題です。

選択肢1. 固摂作用

あるべき場所に保つ作用です。

この作用が弱くなると汗がだらだら出たり、内臓が下がってしまったりします。

選択肢2. 温煦作用

身体を温め体温を一定に保つ作用です。

この作用が弱くなると体温が保てなくなり臓腑の働きも落ちてしまいます。

選択肢3. 防御作用

邪気が入ってくるのを防ぐ、入ってきた邪気を追い出す作用です。

この作用が弱くなると邪気の侵入を許してしまい、中に邪気がこもってしまいます。

選択肢4. 気化作用

代謝や分解など変化させる作用です。

この作用が弱くなると代謝が悪くなり汗や尿が作れなくなります。

まとめ

気の生理作用は基本中の基本なのでしっかり覚えましょう。

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03

気は、人体を構成する基本的なもので、

生命活動の源となるものです。

選択肢1. 固摂作用

固摂作用とは、

排泄や出血を適切な量に保ち、

内臓の位置を保つ働きのことです。

選択肢2. 温煦作用

温煦作用とは、

気の持っている体を温める働きのことです。

選択肢3. 防御作用

防衛作用とは、

体の中にあると病気の原因となる

外邪の侵入を防ぐ働きのことです。

選択肢4. 気化作用

気化作用は、栄養物質から血や津液を作り、

不要になると汗や尿に変化させるように、

ものを変化させる働きのことです。

代謝が悪く、汗や尿が出にくいとのことから、

気化作用に障害があらわれていると考えられ、

これが正解となります。

まとめ

気の生理作用には、上記のほか、

推動作用を含め5つの作用があります。

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