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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第28回(2020年) 午後 問43

問題

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次の文で示す患者の病証の治療方針として適切でないのはどれか。
「 71 歳の男性。1 か月前に窓を開けたまま寝てしまい、寒さで目が覚めたところ、右の眉と口角が下がっていた。脳の MRI 検査で異常はなかった。」
   1 .
風を追い出す。
   2 .
寒を散じる。
   3 .
痰飲を除く。
   4 .
気血の滞りを除く。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

1
この傷病は風寒の邪により、陽明・少陽経を侵襲することでおきた顔面神経麻痺と言えます。

この症状での治療方針は以下の三つです。

1 .風を追い出す。
窓を開けた事によって上部を侵しやすい風邪を取り除く必要があります。

2 .寒を散じる。
寒邪の収引性によって麻痺をおこしていることが考えられます。
そのため、寒を散ずる必要があります。

4 .気血の滞りを除く。
寒邪には凝滞性があり、気血を滞らせてしまいます。
そのため、気血の滞りを取り除く必要があります。

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3 .痰飲を除く。
痰飲は津液を侵襲されたときに現れるものであり、この病症とは関連が薄いため、正答となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

外因の「風」「寒」がイメージされます。

選択肢1. 風を追い出す。

問題文から「風邪」が関わっていると考えられます。

選択肢2. 寒を散じる。

問題文から「寒邪」が関わっていると考えられます。

選択肢3. 痰飲を除く。

問題文では「痰飲」の関連は考えにくいです。

選択肢4. 気血の滞りを除く。

「寒邪」は気血の滞りを引き起こします。

まとめ

国試では素直に問題を考えましょう。考えすぎると混乱します。

0

寒さで目覚めると右眉と口角が下がっていたとのことから、

風邪が寒邪を伴った風寒の邪が

足の陽明経や少陽経に侵入して生じた

顔面神経麻痺であると考えられます。

選択肢1. 風を追い出す。

風邪によるものと考えられますので、

風を追い出すことは、

治療方針としては適切であると考えられます。

選択肢2. 寒を散じる。

寒邪には収引の性質がありますので、

寒を散じることで顔面神経麻痺の症状緩和を図ることができると考えられます。

これは、治療方針として適切であると考えられます。

選択肢3. 痰飲を除く。

痰飲を除くのは、水分の代謝が滞っている場合で、

この患者に対する治療方針としては、

適切ではないと考えられます。

適切ではないものを選びますので、

これが正解となります。

選択肢4. 気血の滞りを除く。

寒邪の凝集性により生じた

気血の滞りを除くことにより、

全身や顔面の気血が充実し、

損傷した神経の回復に役立ちますので、

治療方針として適切であると考えられます。

まとめ

脳のM R I検査で異常がなかったとのことですので、

中枢性の顔面神経麻痺ではないと考えられます。

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