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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第28回(2020年) 午後 問52

問題

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次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。
「 65 歳の男性。3 年ほど前から手のふるえが出現し、徐々に進行している。また動作が緩慢となり、すくみ足もみられ、顔の表情も乏しくなっている。便秘もある。」
   1 .
歯車現象
   2 .
足底部の知覚鈍麻
   3 .
バビンスキー反射陽性
   4 .
アキレス腱反射亢進
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問52 )
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この過去問の解説 (3件)

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パーキンソン病の特徴的な運動症状は安静時の振戦、筋強剛動作が緩慢姿勢の不安定性です。

問題文の症状はパーキンソン病の特徴的な所見です。

選択肢1. 歯車現象

「歯車現象」パーキンソン病の特徴で他動で関節を動かしたときにカクカクカクと歯車のような抵抗を感じます。

選択肢2. 足底部の知覚鈍麻

パーキンソン病では知覚の障害はみられません。

選択肢3. バビンスキー反射陽性

脊髄反射のひとつです。パーキンソン病の特徴ではありません。

皮質脊髄路の病変との鑑別で用います。

選択肢4. アキレス腱反射亢進

深部腱反射の一つです。

上位運動ニューロンの病変で深部腱反射が亢進します。パーキンソン病の特徴ではありません。

皮質脊髄路の病変との鑑別で用います。

まとめ

パーキンソン病はよく出題されます。ポイントを押さえておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

徐々に進行する手のふるえ、動作が緩慢となり、すくみ足がみられていること、

表情が乏しくなり、便秘があることから、

この男性はパーキンソン病であることが考えられます。

選択肢1. 歯車現象

パーキンソン病の症状のひとつに、

全身の筋肉がこわばり、

体を動かす際にスムーズに動かなくなることがあげられます。

その動きが、歯車に似た動きになることから、

歯車現象とよばれていますので、これが正解となります。

選択肢2. 足底部の知覚鈍麻

足底部の知覚鈍麻は、

腰椎椎間板ヘルニアなどの神経障害によって生じることがあります。

選択肢3. バビンスキー反射陽性

バビンスキー反射は、新生児でみられる反射ですが、

成人においては錐体路障害がある場合に陽性となります。

パーキンソン病では錐体外路症状がみられます。

選択肢4. アキレス腱反射亢進

アキレス腱反射は、深部腱反射のひとつで、

反射中枢に何らかの障害がある場合に亢進します。

まとめ

パーキンソン病は、指定難病の一つで、

中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少することにより、

振戦や筋固縮、姿勢保持障害などを生じる疾患です。

0
症状から鑑み、運動器障害として以下が考えられます。
 ・手のふるえ
 ・動作緩慢 
 ・すくみ足
 ・表情乏しい

副交感神経症状として考えられるのは以下です。
 ・便秘が多い

上記症状から、この障害はパーキンソン病が考えられます。


1 .歯車現象は、パーキンソン病で現れる症状であり、正答となります。

2 .足底部の知覚鈍麻は、椎間板ヘルニアなどの神経障害で起こりやすい症状です。

3 .バビンスキー反射陽性は、脳梗塞など中枢神経の障害で現われやすい反射です。

4 .アキレス腱反射亢進は、筋萎縮性側索硬化症などの上位運動ニューロンに問題が現れたときに生じる反射です。

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