あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問57
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者に対して筋力の回復を図るのに最も適切なのはどれか。
「 70 歳の女性。最近、歩行時に平坦な場所でもつま先が引っかかるようになった。室内でスリッパを履いていると脱げそうになり、階段を降りる時には怖くなる。」
「 70 歳の女性。最近、歩行時に平坦な場所でもつま先が引っかかるようになった。室内でスリッパを履いていると脱げそうになり、階段を降りる時には怖くなる。」
- 大腿四頭筋
- 大腿二頭筋
- 下腿三頭筋
- 前脛骨筋
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この過去問の解説 (3件)
01
そのため、背屈動作を主る筋へのアプローチが正答となります。
1 .大腿四頭筋の作用は、膝関節の伸展です。
2 .大腿二頭筋の作用は、膝関節の屈曲と外旋であり、長頭は股関節の伸展も行います。
3 .下腿三頭筋の作用は、足関節の底屈です。
4 .前脛骨筋の作用は、足関節の背屈と内反であり、正答となります。
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02
歩行時に平坦な場所でもつま先が引っかかるようになった、
室内でスリッパを覆いていると脱げそうになり、怖くなる、
とのことから、
足の背屈動作がうまく行えていないことがうかがわれます。
大腿四頭筋は、大腿直筋、外側広筋、
内側広筋、中間広筋の4つの筋で構成されています。
おもに膝関節の伸展に作用しています。
大腿二頭筋は、
股関節の伸展や膝関節の屈曲に作用しています。
下腿頭筋は、腓腹筋とひらめ筋で構成されています。
おもに足の底屈に作用しています。
前𦙾骨筋は、
足の背屈に作用している筋ですので、
これが正解であると考らえられます。
選択肢に挙げられている筋は、いずれも下肢にある筋です。
それぞれ起始停止、支配神経、作用についても
押さえておきましょう。
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03
問題の症例の中で、「つま先が引っかかる」、「スリッパが脱げそうになる」という事から、前脛骨筋の症状という事が推測できます。
大腿四頭筋の症状は、階段の昇降時の痛みや、歩行時痛、大腿の伸展痛などを顕著に認めます。
大腿二頭筋の症状では、前屈時の痛みや運動時痛など、大腿二頭筋を伸展する運動で疼痛が誘発されます。
下腿三頭筋の症状では、歩行時の痛みや跳躍が出来ない、つま先立ちで疼痛が誘発されるなどの症状があります。
前脛骨筋の症状は、背屈時の疼痛や運動障害が顕著となります。
筋疾患の症例では、対象となる筋肉の運動方向や、伸展される方向などを理解すると、イメージが掴みやすいでしょう。
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