問題
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軽擦法によるオキシトシン放出で重要な部位はどれか。
1 .
視床下部
2 .
松果体
3 .
甲状腺
4 .
副腎皮質
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問74 )
手技療法のひとつである軽擦法により、
オキシトシンの分泌が促進されるといわれています。
視床下部は、脳の一番奥、下垂体の上に位置しています。
視策上核と室傍核を含み、オキシトシンを生成していますので、
これが正解となります。
松果体は、左右大脳半球の間あり、
メラトニンなどを分泌します。
甲状腺は、頚部の甲状軟骨の下期間の前にあり、
甲状腺ホルモンを分泌します。
副腎皮質は、腎臓の上部にある副腎の外側の部分を指します。
アルドステロンやコルチゾール、テストステロンを分泌します。
オキシトシンは、下垂体後葉から分泌されるホルモンで、
平滑筋の収縮などの末梢性の作用のほか、
中枢性の作用もあるといわれています。
オキシトシンは2つある下垂体後葉ホルモンのうちの1つで、分娩を促進したり、乳汁の分泌を促進したりする働きがあります。
もう1つの下垂体後葉ホルモンは、バソプレッシン(抗利尿ホルモン)で、尿の量を調節しています。
オキシトシンは、視床下部の下垂体後葉ホルモンなので、正解です。
松果体のホルモンはメラトニンになります。
甲状腺のホルモンは、サイロキシン(T4)と、トリヨードサイロニン(T3)、カルシトニンの3種類があります。
副腎皮質のホルモンには、コルチゾールとコルチゾンの糖質コルチコイドと、アルドステロンである電解質コルチコイドがあります。