あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問1

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険制度について正しいのはどれか。
  • 保険者は都道府県である。
  • ケアプランは介護認定審査会が作成する。
  • 住宅改修には利用できない。
  • 第1号被保険者は65歳以上である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1、保険者は都道府県である。

保険者は市区町村です。

満40歳から国民健康保険へ上乗せする形で、65歳以上になると公的年金から特別徴収として天引きされることで、保険者である市区町村へ介護保険料を納めます。

2、ケアプランは介護認定審査会が作成する。

ケアプランはケアマネージャーが作成します。

介護認定審査会は「要介護・要支援の判定」を行う機関です。

要介護、要支援の判定は二段階に分けらており、一次判定は市区町村の認定調査と主治医による意見書で審査され、それを通ると介護認定審査会による二次判定が行われます。

3、住宅改修には利用できない

住宅改修にも介護保険制度が利用できます。

自宅への手すりの取り付けや、バリアフリー化などの改修費のうち、要介護・要支援区分によって7~9割までの負担をしてくれます。

4、第一号被保険者は65歳以上である。

第一号被保険者は65歳以上です。

第二号被保険者は、40歳から64歳までの、国が指定する16種の疾患により要介護・要支援の判定を受けた人に限ります。

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02

1 .介護保険の保険者は市町村となります。

2 .ケアプランの作成はケアマネジャーが作成します。

3 .介護諸経費への適用範囲は以下であり、住宅改修に利用できます。

 ・福祉用具のレンタルや購入

 ・住宅の改修費用

 ・介護タクシー

4 .介護保険には1号被保険者と2号被保険者があります。

1号被保険者は【65歳以上】であり、正答となります。

また2号被保険者は【40~65歳】であり、指定の16疾病による介護認定を受けた場合、被保険者となります。

指定16疾病

・末期がん

・関節リウマチ

・筋萎縮性側索硬化症

・後縦靱帯骨化症

・骨折を伴う骨粗鬆症

・初老期における認知症

・進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病

・脊髄小脳変性症

・脊柱管狭窄症

・早老症

・多系統萎縮症

・糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症

・脳血管疾患

・閉塞性動脈硬化症

・慢性閉塞性肺疾患

・変形性関節症(両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う)

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03

介護保険制度とは、高齢者の介護を社会全体で支え合う制度です。

基本的な考え方として、自立支援、利用者本位、社会保険方式があります。

選択肢1. 保険者は都道府県である。

誤りです。介護保険の保険者は、市区町村と特別区(広域連合を設置している場合は広域連合)になります。

選択肢2. ケアプランは介護認定審査会が作成する。

誤りです。ケアプランは原則としてケアマネージャーが作成します。

選択肢3. 住宅改修には利用できない。

誤りです。要介護者が、自宅に手すりをつけたり、段差の解消などの住宅改修について、20万円を支給限度基準額として利用することが可能です。

選択肢4. 第1号被保険者は65歳以上である。

正しいです。介護保険の被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳から64歳までの医療保険加入者である第2号被保険者に分けられます。

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