あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問18
この過去問の解説 (3件)
大動脈は人体で最も太い動脈で、左心室から出た後は上行し(上行大動脈)、その後は弓形に曲がり(大動脈弓)、腕頭動脈や総頸動脈などを分枝した後、胸部大動脈になり胸部に入ります。
正解です。上行大動脈からすぐに左右の冠状動脈が分枝し、心臓自体に酸素と栄養を供給しています。
鎖骨下動脈は左右あり、左鎖骨下動脈は大動脈弓から直接分枝し、右鎖骨下動脈は腕頭動脈から分枝します。
総頸動脈は左右両側にあり、右総頸動脈は右鎖骨下動脈と共に腕頭動脈から、左総頸動脈は大動脈弓から分枝します。
腕頭動脈は、大動脈弓から最初に分枝され、右総頸動脈と右鎖骨下動脈に分枝します。
正解は1です。
胸部大動脈は近位から順に「上行大動脈 → 弓状大動脈 → 下行大動脈」から成る血管です。
上行大動脈では、左右の冠状動脈が分枝します。
弓状大動脈では、腕頭動脈・左総頸動脈・左鎖骨動脈と分枝します。
下行動脈では、分枝することなく横隔膜を通過し、それ以降を腹部大動脈と呼びます。
1、冠状動脈
心臓に酸素と栄養を運ぶ血管であり、上行大動脈から初めに分枝する動脈です。
2、鎖骨下動脈
鎖骨下動脈のうち右鎖骨下動脈は腕頭動脈から分枝し、左鎖骨下動脈は弓状大動脈の三番目に分枝する動脈です。
3、総頸動脈
総頸動脈のうち右総頸動脈は腕頭動脈から分枝し、左総頸動脈は弓状大動脈の二番目に分枝する動脈です。
4、腕頭動脈
腕頭動脈は弓状大動脈の一番目に分枝する動脈です。
大動脈の分枝は上行大動脈の基部より【 1 .冠状動脈】がでて、心臓を栄養します。
続いて大動脈弓より直接の分枝は【4 .腕頭動脈】→【3 .総頸動脈(左)】→【2 .鎖骨下動脈(左)】の順番に出ています。
また大動脈弓の第一枝である【腕頭動脈】から【鎖骨下動脈(右)】→【総頚動脈(右)】の順番に出ています。
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よって正答は1 .冠状動脈となります。
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