あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問20

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

神経性下垂体から分泌されるホルモンはどれか。
  • カルシトニン
  • 成長ホルモン
  • パラソルモン
  • バソプレシン

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

神経性下垂体とは、内分泌器官の一つです。

下垂体は前葉・中葉・後葉の三つに分かれており、このうち前葉・中葉を腺下垂体と呼び、後葉を神経性下垂体と呼びます。

下垂体前葉からは

 『成長ホルモン』『甲状腺刺激ホルモン』『副腎皮質刺激ホルモン』『プロラクチン』

 『性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン)』『性腺刺激ホルモン(黄体形成ホルモン)』

下垂体中葉からは

 『メラニン細胞刺激ホルモン』

後葉からは

 『オキシトシン』『バソプレシン』

がそれぞれ分泌されます。

1、カルシトニン

甲状腺傍濾胞細胞から分泌される、骨の再吸収抑制、血中カルシウムの低下を促すホルモンです。骨粗鬆症などの治療に用いられます。

2、成長ホルモン

線下垂体から分泌される、動物の成長に関わるホルモンです。代謝にも関与しており、副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの代謝を調節するホルモンと協力拮抗しながらバランスを取ることで、人の成長促進を正常に機能させます。

3、パラソルモン

副甲状腺上皮小体から分泌される、骨の再吸収促進、血中カルシウムの上昇を促すホルモンです。パラソルモンとカルシトニンよって骨のターンオーバーが行われています。

4、パソプレシン

神経性下垂体から分泌される、体内の水分量を調節するホルモンです。抗利尿ホルモンと呼ばれ、体内の水分量が減少している際、尿の再吸収を促進し排出される水分量を抑制します。

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02

 【神経性下垂体】とは、下垂体後葉のことです。

 対して、【腺下垂体】が下垂体前葉となります。

1 .カルシトニンは、甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を低下させます。

2 .成長ホルモンは、下垂体前葉から分泌され、タンパク質合成と成長を促進させるホルモンです。

3 .パラソルモンは、副甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を増加させます。

4 .バソプレシンは、下垂体後葉から分泌されるため、正答となります。

腎臓に働きかけて水の再吸収を促す作用があります。

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03

下垂体には、主に分泌刺激ホルモンをを分泌する「下垂体前葉」と、神経終末を持つ「下垂体後葉」で構成されています。

【下垂体前葉ホルモン】

・成長ホルモン

・プロラクチン

・甲状腺刺激ホルモン

・卵胞刺激ホルモン

・黄体形成ホルモン

・副腎皮質刺激ホルモン

【下垂体後葉ホルモン】

・バゾプレシン

・オキシトシン

選択肢1. カルシトニン

カルシトニンは、甲状腺から分泌されるホルモンです。血中カルシウム濃度を低下させ、骨吸収を抑制します。

選択肢2. 成長ホルモン

成長ホルモンは、下垂体前葉から分泌されます。蛋白質の合成や、骨端での軟骨形成を促進させます。

選択肢3. パラソルモン

パラソルモンは、副甲状腺ホルモンになります。カルシウムの再吸収を促進し、血中カルシウム濃度を増加させます。

選択肢4. バソプレシン

正解です。バゾプレシンは、神経性下垂体である下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンです。

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