あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問21
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
自律神経系について正しいのはどれか。
- 自律神経の最高中枢は延髄にある。
- 交感神経の中枢は脊髄前角にある。
- 毛様体神経節は交感神経の中継点である。
- 骨盤内臓神経は副交感性である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
1、自律神経の最高中枢は視床下部です。身体の自律機能や内臓機能、内分泌機能など生命維持を司る、最高位の調節を行います。
2、脊髄前角には運動ニューロンが通ります。交感神経の中枢は脊髄の第1胸髄~第3・4腰髄の脊髄側角に存在します。
3、毛様体神経節は眼窩に存在し、副交感神経の中継点となります。
4、骨盤内臓は骨盤腔にある横行結腸以下の大腸、生殖器、泌尿器などを指します。これらは副交感性にあたります。
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02
1 .自律神経の最高中枢は延髄にある。
自律神経の第一次中枢は脳幹と骨髄です。
2 .交感神経の中枢は脊髄前角にある。
交感神経の中枢となる細胞体は胸腰髄の脊髄側角に存在します。
3 .毛様体神経節は交感神経の中継点である。
毛様体神経節は副交感神経の中継点です。
動眼神経の副交感神経作用である毛様体筋と瞳孔括約筋を支配しています。
4 .骨盤内臓神経は副交感性である。
骨盤内臓神経は副交感神経性であり、正答となります。
骨盤内臓神経は膀胱壁と直腸壁の働きを主っています。
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03
自律神経系の問題では、先ず、
瞳孔の 大 小
膀胱 蓄尿と 排尿
心拍数 速いと 遅い
発汗 増加 減少
気管支 拡張と 収縮
消化管 抑制と 促進
などの働きの違いを、押さえておくと良いでしょう。
恐怖による逃走や、怒りによる闘争
は、交感神経優位
リラックス、眠気、
は、副交感神経優位
気を付けなければいけないのは、
勃起は副交感優位で、
射精は交感神経優位という点です。
そして、問題となっている
自律神経の中枢は、
脳幹内の間脳にあたる、視床下部となります。
生命活動における最も重要な調節を、意志に関係なく行っています。
脊髄側角です。
副交感神経となります。
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