問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
白筋と比較した赤筋の特徴はどれか。
1 .
ミオグロビンが多く含まれる。
2 .
収縮の持続性が低い。
3 .
収縮速度が速い。
4 .
疲労しやすい。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問29 )
正解は1です。
1、ミオグロビンは酸素を貯蔵する赤色の色素タンパク質です。赤筋はこのタンパク質を多く含み、毛細血管の発達も良いため赤い色をしています。
2、赤筋はミオグロビンを多く含んでおり酸素が十分に摂取できる組織であるため、効率よくエネルギーを生成でき、白筋よりも収縮の持続性が高いです。
3、白筋に対して赤筋は遅筋タイプと呼ばれ、持久性運動に適している筋肉です。速筋タイプである白筋の方が収縮速度が速く、瞬発性運動に適しています。
4、赤筋はミオグロビンを多く含み、毛細血管の発達も良く、ミトコンドリアの数も多く存在しています。エネルギー生成を効率よく行うことで長時間の運動が可能な疲れにくい筋肉です。
赤筋と白筋は、
ミオグロビンの量の違いで、色が違って見えています。
このミオグロビンは、ヘモグロビンとよく似た構造で、
酸素を貯蔵できる色素タンパク質なので、筋ヘモグロビンとも呼ばれます。
赤筋は、
ミオグロビンと、ミトコンドリアが多いという特徴があります。
主に脂肪酸を使う「クエン酸回路」によって、
長時間のエネルギー産生を行えるため、
持久力に特化しています。
白筋は、
グリコーゲンを使った「解糖系」によるエネルギー産生で、
素早くエネルギーに変えることができるため、
瞬発力に特化しています。
1 .ミオグロビンが多く含まれる。
赤筋にはミオグロビンが多く含まれているため、正答です。
2 .収縮の持続性が低い。
収縮の持続性が低いのは白筋の特徴です。
3 .収縮速度が速い。
収縮速度が早いのは白筋の特徴です。
4 .疲労しやすい。
疲労しやすいのは白筋の特徴です。