あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問33

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

ビタミンK欠乏が関与するのはどれか。
  • 口内炎
  • 骨軟化
  • 血管脆弱
  • 出血傾向

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この過去問の解説 (3件)

01

ビタミンKは血液凝固に関与しているビタミンです。

1 .口内炎は、ビタミンB群が欠乏している時に起こりやすくなります。

2 .骨軟化は、ビタミンDが欠乏している時に起こりやすくなります。

3 .血管脆弱は、ビタミンCが欠乏している時に起こりやすくなります。

4 .出血傾向は、血液凝固がうまく行っていないことが考えられるため、正答となります。

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02

正解は4です。

1、口内炎

皮膚や粘膜を守る働きのあるビタミンB2・B6・Cが欠乏することで、口腔内の小さな傷から炎症が起こりやすくなります。

2、骨軟化症

ビタミンDの欠乏により、カルシウムの吸収が低下することで、類骨の割合が多くなり、骨強度が低くなる病気です。

「くる病」は骨が成長しきる前に発症した状態を指し、それ以降に発症するものを「骨軟化症」と言います。

3、血管脆弱

結合組織である血管細胞の破壊はビタミンCの欠乏により起こります。

これはコラーゲンを安定させる働きのあるビタミンCが失われることで起こり、「壊血病」と呼ばれます。

4、出血傾向

ビタミンKは血液の凝固を促進する作用を持っており、これが欠乏すると消化管出血や頭蓋内出血などを起こしやすくなります。

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03

ビタミン欠乏症に関しては、
以下の通りです。

 

ビタミンA(脂溶性)欠乏
夜盲症、皮膚乾燥

ビタミンAは、光を感知するロドプシンの原料となるために、夜盲症となります。

 

ビタミンD(脂溶性)欠乏
くる病、骨軟化症

 

ビタミンE(脂溶性)欠乏
溶血性貧血、脱毛、出血傾向


ビタミンC(水溶性)欠乏
壊血病

 

ビタミンB1(水溶性)欠乏
脚気、ウェルニッケ脳症

 

ビタミンB2(水溶性)欠乏
口角炎、口内炎

選択肢1. 口内炎

ビタミンB2欠乏によるものです。

選択肢2. 骨軟化

ビタミンD欠乏の症状です。

選択肢3. 血管脆弱

ビタミンC欠乏による壊血病の症状となります。

選択肢4. 出血傾向

正解です。

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