あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問41
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
呼吸器症状について正しいのはどれか。
- 感冒は咳の原因となる。
- 間質性肺炎では湿性咳嗽が特徴である。
- 細菌性肺炎では白色痰が特徴である。
- 気管支喘息では昼間の咳が特徴である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
1、感冒は細菌やウイルスに感染することで起こり、咳の原因となります。
2、間質性肺炎とは肺の間質に起こる炎症のことであり、痰を伴わない乾性嗽咳を起こし、ひどくなると呼吸不全が起こります。特発性であることが多く、50代男性に多いとされています。
3、細菌性肺炎では黄色または緑色の痰が特徴です。肺炎球菌やブドウ球菌は肺に感染し、炎症が起こることで好中球が動員されると、好中球が持つ酵素の色素により黄色や緑色の痰が発生します。
4、気管支喘息は夜から明け方にかけて咳が出ることが特徴です。これは副交感神経の緊張が起こる時間帯であり、副交感神経が気道の収縮を支配していることが一因とされています。
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02
呼吸器疾患には、
風邪症候群、急性気管支炎、気管支喘息、肺炎、間質性肺炎、肺結核、肺癌、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気胸などがあります。
感冒とは、ウイルス性上気道炎のことで、いわゆる風邪の症状を呈する疾患です。
肺の間質とは、肺胞の壁部分のことで、
この間質部分の繰り返しの炎症により、間質が線維化して硬くなります。
そのため、肺が膨らむ時に、咳が誘発されて、
痰のでない乾性咳嗽(空咳)や、息切れの症状が特徴となります。
細菌性肺炎は、細菌感染により引き起こされる肺炎で、原因菌として、
グラム陽性菌として、
肺炎球菌、黄色ブドウ球菌
グラム陰性菌として、
インフルエンザ菌、緑膿菌、
などがあり、
痰は、好中球の死骸によって黄色や緑色を呈します。
痰が白色の場合は、ウイルス性感染症を疑います。
気管支喘息では、副交感神経優位による
夜間の咳が特徴です。
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03
1 .感冒は咳の原因なので正答となります。
2 .間質性肺炎では乾性咳嗽が特徴です。
3 .細菌性肺炎は膿性の痰が特徴です。
4 .気管支喘息は夜間の咳が特徴です。
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