この過去問の解説 (3件)
ターミナルケアとは、
医学的に治る見込みがなく、余命が数カ月と予測される患者のための終末期医療のことです。
残された時間が、少しでも有意義なものとなるように、治療よりも苦痛を和らげることに重点を置いた援助を行うため、緩和ケアとも呼ばれます。
末期の症状の緩和とQOLの向上を目的に、モルヒネを使用したペインコントロールなどを行います。
付箋メモを残すことが出来ます。
正解は2です。
ターミナルケアとは、終末期患者に対するQOLを重んじた看護ケアです。
治療による延命を施さずに、精神的・肉体的な苦痛の緩和を重視し、尊厳死を全うします。
1、病状の告知は行わない。
病状の告知はインフォームドコンセントの観点により行われます。終末期という回復の見込みがない場合に行われるため、病状の告知には慎重さが必要とされます。
2、苦痛緩和を最大限検討する。
上記より、これが正解です。
3、治療の選択は医師と患者の家族で行う。
治療の選択では本人の意志が尊重されます。しかし、病状により患者との意思疎通が図れない場合には患者の家族が決定することもあります。
4、原疾患の根治を目標とする。
ターミナルケアは治療を目的とはしません。
ターミナルケアとは、余命がわずかになった方に対して行う、医療や看護さらには介護ケアです。
1 .症状の告知は患者に不都合な真実となりますが、告知を行った上での選択としてターミナルケアが存在します。
2 .手術などの根治を目的としたものではなく、疼痛緩和を最大限用いることで、予後を平穏に過ごしていただくものであり、正答となります。
3 .治療の選択は本人の意思を尊重して行います。
4 .原疾患の根治を目標としたものではありません。
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