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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問52

問題

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脳塞栓について正しいのはどれか。
   1 .
緩徐に発症する。
   2 .
激しい頭痛を伴う。
   3 .
心房細動に合併する。
   4 .
高血圧はリスクファクターである。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問52 )
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この過去問の解説 (3件)

1

脳塞栓は心臓内や大動脈弓にできた血栓が解離し、栓子となって脳の血管へつまることで、壊死を起こしてしまう疾患です。

1.緩徐に発症する。

脳塞栓は突発的な発症となります。

2.激しい頭痛を伴う。

激しい頭痛を伴う脳血管障害はクモ膜下出血です。

3.心房細動に合併する。

脳塞栓はリウマチ性心臓弁膜症・心内膜炎・心筋梗塞・心房細動などの合併によって起こりやすく、正答となります。

4.高血圧はリスクファクターである。

高血圧は心疾患のリスクファクターとなりますが、脳塞栓の直接的なリスクとは言えません。

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0

脳血管障害は
出血性である、脳出血やクモ膜下出血と、
虚血性である、脳梗塞にわけられます。

 

このうちの脳梗塞ですが、以下の3種類となります。

 

1.アテローム血栓性の脳梗塞
血管内にプラーク(脂質)が形成され、
このプラークがだんだん大きくなり、プラーク表面に出来た血栓が、

徐々に細かく分離し、その先の細い血管に詰まり、
数分間の一時的な脳血管症状が出る

 

「一過性脳虚血発作(TIA)」

 

が出現し、


さらにこれが進行すると、
血管内のプラークにこびりついた血栓がどんどんと大きくなり、

最後には完全に詰まってしまい、
完全な脳梗塞となります。


つまり、
このアテローム血栓性の脳梗塞は、
徐々に発症しする血栓症といえます。

 

 

2.ラクナ梗塞
高血圧が原因となって変性した、脳内の細い血管が詰まって発症します。

梗塞範囲が小さいので、症状は軽度となり、
予後は良好です。

 

 

3.心原性の脳塞栓症
心房細動や心筋梗塞などが原因で、
心臓の血管内に形成されていた血栓が剥がれて、

大動脈を通り、脳へ飛んだものです。

 

これが塞栓となり、突然、
脳動脈に詰まってしまったという病態なので、
症状は、


「突然の発症」

 

となります。


この、離れたところに飛ぶ血栓のことを、
「塞栓」

と呼ぶため、
このタイプの脳梗塞のことを、
脳塞栓症と表現されます。

選択肢1. 緩徐に発症する。

徐々に発症するのは、アテローム血栓性の脳梗塞です。

選択肢2. 激しい頭痛を伴う。

激しい頭痛を伴うのは、

ハンマーで殴られたような痛みと表現される、くも膜下出血があります。

選択肢3. 心房細動に合併する。

正解です。

選択肢4. 高血圧はリスクファクターである。

高血圧が原因となるものは、ラクナ梗塞です。

0
1、緩徐に発症する・・・×
脳塞栓は脳以外の場所(主に心臓)で発生した血餅が血管内を移動し、
脳に達した地点で血管を塞ぐことにより、突発的に発症します。

2、激しい頭痛を伴う・・・×
脳塞栓によって激しい頭痛が発生することはありません。

3、心房細動に合併する・・・○
脳塞栓の原因となる血餅の殆どが、心房細動が原因で発生します。

4、高血圧はリスクファクターである・・・×
高血圧によって心筋に負担がかかり、心房細動を引き起こした結果、
脳塞栓を発症することもあります。
しかしこれは、脳塞栓のリスクファクターとは言えません。

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