あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問53
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
悪性リンパ腫について正しいのはどれか。
- 無痛性のリンパ節腫脹がみられる。
- 形質細胞が腫瘍化したものである。
- 我が国ではホジキン病が多い。
- 外科的切除が行われる。
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この過去問の解説 (3件)
01
悪性リンパ腫はリンパ節をはじめとする全身のリンパ組織に原発する、リンパ球系への悪性腫瘍です。
1.無痛性のリンパ節腫脹がみられる。
リンパ節の腫脹は無痛性であり、正答となります。
2.形質細胞が腫瘍化したものである。
リンパ節が腫瘍化したものです。
3.我が国ではホジキン病が多い。
ホジキン病と非ホジキン病の対比は1:10で、非ホジキン病が多いとされています。
4.外科的切除が行われる。
治療は抗癌薬による化学療法と放射線療法の併用となります。
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02
悪性リンパ腫は、Bリンパ球やTリンパ球の癌で、
主な症状として、
発熱、盗汗、体重減少
の3つが挙げられます。
特徴として、
無痛で、可動性の頚部リンパ節腫脹
が見られます。
ホジキンと非ホジキンに分けられ、
日本では、非ホジキンが圧倒的に多いです。
CT、MRI、PET検査を行い、
治療は、化学療法、放射線療法が中心となります。
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03
腫れの原因が炎症ではなく、がん細胞の増殖によるため痛みは伴いません。
2、形質細胞が腫瘍化したものである・・・×
悪性リンパ腫は成熟したリンパ球が腫瘍化したものです。
また、形質細胞とは成熟したリンパ球がさらに成長したものであり、これが腫瘍化すると形質細胞性リンパ腫や形質細胞種などと呼ばれます。
3、我が国ではホジキン病が多い・・・×
日本では非ホジキン病が約9割を占めています。
4、外科的切除が行われる・・・×
悪性リンパ腫において検査を目的としたものを除いて、外科的手術は行われません。通常の悪性腫瘍と違い、体の一部に留まることはない為、病変の起こっている箇所を切除しても治療の効果は期待できません。
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