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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問75

問題

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次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。

「72歳の女性。左片麻痺と意識障害で救急搬送された。頭部MRI検査で右中大脳動脈の脳梗塞と診断された。食事の際に毎回左側の食べ物が残る。」

本患者の高次脳機能障害で考えられるのはどれか。
   1 .
注意障害
   2 .
記銘力障害
   3 .
遂行機能障害
   4 .
半側空間失認
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問75 )
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この過去問の解説 (3件)

2

高次脳機能障害は、脳の一部の損傷により生じる、

認知機能障害です。

選択肢1. 注意障害

注意障害は、集中力が低下している状態で、

1つの仕事を遂行できない、2つのことを行おうとすると

混乱するなどの様子がみられます。

選択肢2. 記銘力障害

記銘力障害は、

今行ったことや新しい事柄を覚えられない状態です。

選択肢3. 遂行機能障害

遂行機能障害は、ある目標に向かって、

物事をやり遂げることができなくなる状態です。

選択肢4. 半側空間失認

半側空間失認は、

目で見えているにも関わらず、

片側のものや人を認識できない状態です。

この女性は、

右大脳動脈の脳梗塞と診断されており、

左半側空間失認を生じている可能性が高く、

これが正解として最も適切であると

考えられます。

まとめ

高次脳機能障害では、

注意障害、記銘力障害、遂行機能障害、

半側空間失認、失行などがみられます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

この患者は右中大脳の梗塞による影響により、左側への影響が考えられます。

1.注意障害

注意障害とは、注意力散漫になり、一つの事に集中できなくなる状態です。

この症状の場合、『食事を最後まで遂行できないことがある』といったものになります。

2.記銘力障害

記銘力障害とは、新しく言葉や物事を覚えられないことをいいます。

この状態は健常者でも疲労で起こり、『食事の内容が思い出せない』などの症状になります。

3.遂行機能障害

遂行機能障害とは、何かの目的のある行動がうまくいかなくなることをいいます。

『約束の時間に間に合わない』、『作業が約束どおりに仕上がらない』、どの作業も途中で投げ出してしまうといった物になります。

4.半側空間失認

半側空間失認は右半球を損傷した方に合併する症状であり、視力の問題や左側の空間が認識しにくい状態が現れます。

症状から鑑み、左側の失認が起きていると見られるため、正答となります。

0

1、注意障害・・・×

意識散漫や残っているものに気づかない点では食事が残ることは考えられますが、「必ず左側が残る」という特徴があることから、注意障害とは確定出来ません。


2、記銘力障害 ・・・×

記銘力障害とは、新しい記憶を覚えておくことが出来ない記憶障害の一つです。


3、遂行機能障害 ・・・×

遂行機能障害になると、食事を食べるという一連の流れを完了することができなくなりますが、こちらも「左側が残る」という特徴があることから、遂行機能障害と決定することは難しいです。


4、半側空間失認・・・○

右脳での脳梗塞から視野障害が起こり、左側にあるものを認識していない状態である半側空間失認が考えられます。

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