問題
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短腓骨筋上にあるのはどれか。
1 .
胃経の絡穴
2 .
脾経の原穴
3 .
胆経の絡穴
4 .
肝経の原穴
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問26 )
短腓骨筋は、
腓骨下部外側面から始まり、第5中足骨粗面に停止します。
そして明らかに、この筋肉上を走行する経絡としては、
「足の少陽胆経」があります。
「足の少陽胆経」の経絡の中で、
短腓骨筋上にあるものは、
光明、陽輔、懸鍾
となり、
このうち
絡穴は、「光明」です。
よって、胆経の絡穴ということがわかりますが、
実は、短腓骨筋の下部の腱部分には、
足の太陽膀胱経の、
崑崙、申脈、金門、京骨(原穴)もあります。
1.胃経の絡穴は豊隆で、解剖は【前脛骨筋】・【長趾伸筋】になります。
2.脾経の原穴は太白で、解剖は【母子外転筋】になります。
3.胆経の絡穴は光明で、解剖は【長腓骨筋】・【短腓骨筋】となるため、正答となります。
4.肝経の原穴は大衝で、解剖は【第1背側骨間筋】となります。
正解は胆経の絡穴です。
×
胃経絡穴は、
前脛骨筋外縁、外踝尖の上方8寸にある
「豊隆」に相当します。
×
脾経の原穴は、
第1中足指関節近位陥凹部にある
「太白」に相当します。
○
胆経の絡穴は、
腓骨前方、外踝尖の上方5寸にある
「光明」に相当します。
短腓骨筋は、腓骨外側面の下部2分の1、
部分的に筋間中隔から始まり、
第5中骨粗面で停止する筋肉ですので、
短腓骨筋上に位置するといえます。
×
肝経の原穴は、
中足骨底接合部遠位の陥凹部、
足背動脈拍動部にある
「太衝」に相当します。