あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問25

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

伏在神経の分布領域にある経穴はどれか。
  • 陽陵泉
  • 太渓
  • 飛揚
  • 内庭

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は太渓です。

選択肢1. 陽陵泉

×

「陽陵泉」は、

膝をたてて腓骨頭に前下際に取ります。

選択肢2. 太渓

「太渓」は、

内踝頂点の後方で、後脛骨動脈拍動部に取ります。

伏在神経は、

腰の骨から大腿神経として出発し、

大腿の内側を通り、下腿にまでつながり内踝に至る神経なので、

太渓は伏在神経の分布領域にあるといえます。

選択肢3. 飛揚

×

「飛揚」は、

崑崙穴の上7寸、腓腹筋下垂部の外縁、

腓腹筋とヒラメ筋との間に取ります。

選択肢4. 内庭

×

「内庭」は、

第2中足指節関節の前、外側陥凹部に取ります。

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02

伏在神経は、大腿神経から分岐した枝の中でも、最も長い枝で、
股関節内側から踵に向かう範囲の感覚を主っています。

 

この伏在神経上にある経穴は、以下の通りです。

 

足の厥陰肝経
中封、蠡溝、中都、膝関、曲泉

 

足の太陰脾経
公孫、商丘、三陰交、漏谷、地機、陰陵泉

 

足の陽明胃経
犢鼻

 

足の少陰腎経
太谿、太鐘、照海、水泉、復溜、交信、築賓、陰谷

 

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03

1.陽陵泉は、《筋枝》浅腓骨神経・《皮枝》外側腓腹皮神経の分布領域です。

2.太渓は、《筋枝》脛骨神経、アキレス腱《皮枝》伏在神経の分布領域となり、正答となります。

3.飛揚は、《筋枝》脛骨神経、アキレス腱《皮枝》外側腓腹皮神経の分布領域になります。

4.内庭は、《筋枝》深腓骨神経、外側足底神経《皮枝》浅腓骨神経の分布領域となります。

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