あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問27

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

皮下組織をつまみ上げて軽く圧迫すると、その部位に知覚過敏がみられるのはどれか。
  • 丘疹点
  • 撮診点
  • 圧診点
  • ワレー圧痛点

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この過去問の解説 (3件)

01

丘疹点(きゅうしんてん)とは、
内臓体壁反射によって、皮膚に現れた
丘疹や紅斑などの反応が、
経穴と多く一致するという、
藤田六郎により提唱されたものです。

 

 

撮診点
内臓体壁反射によって、疾病のある臓器の、
体表に現れる反応点の皮下組織を、
母指と示指でつまみ、圧し、
異常な知覚の有無を調べるという
成田夬助(かいすけ)により提唱されたものです。

 

 

圧診点
内臓体壁反射によって、
筋、腱や皮下組織などの軟部組織の深部に
現れた、
病変臓器に対応した圧痛点が、
経穴に相当する点が多いという、
小野寺直助により提唱されたものです。

 


ワレー(Valleix)の圧痛点とは、
坐骨神経痛で、現れる
臀部や大腿部の表面に出現する圧痛点であり、
これにより、
L5,S1,S2,S3の神経根障害を疑えるという、
フランスの医師ヴァレーによって、
提唱されたものです。
 

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02

1.丘疹点

丘疹点とは内臓疾患があるときに、丘疹や紅斑が現れてしまう部位です。

内臓ー体制反射の現れやすい部分とされ、多くが対応する経穴と一致しています。

2.撮診点

撮診点は、皮膚をつまんで皮膚の知覚過敏となっている部位の指標を測る検査点であり、正答となります。

3.圧診点

圧診点は、深く圧迫した時に強く痛みが現れる部分です。

内臓ー体制反射が現れる点でありマックバーネ点などが有名です。

4.ワレー圧痛点

ワレー圧痛点は、神経痛がある場合の末梢神経に沿った圧痛点のことで、圧迫すると圧痛を感じる部位のことです。

神経が皮膚表面にもっとも近い部位や、神経線維が筋肉内を通過する部位などが該当します。

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03

正解は撮診点です。

選択肢1. 丘疹点

×

「丘疹点」とは、

内臓疾患があるときに、

丘疹や紅斑が現れる部位のことです。

内臓体壁反射に相当する部位で、

その多くが経穴と一致するといわれています。

選択肢2. 撮診点

「撮診点」とは、

関連する臓器に異常があると、

皮下組織を指でつまんで軽く圧を加えたとき、

知覚過敏がみられる部位のことです。

選択肢3. 圧診点

×

「圧診点」とは、

疾患がある場合、

圧迫した時に強く痛みが出る特定の点のことです。

選択肢4. ワレー圧痛点

×

「ワレー圧痛点」とは、

神経痛がある場合に、

神経枝が骨孔より出る部位に相当する

皮膚面や体表近くを走行する神経の真上を圧迫すると、

圧痛を感じる部位のことです。

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