あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問38

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

三叉神経痛の罹患神経と施術部位の組合せで適切なのはどれか。
  • 第1枝 ――― 四白
  • 第2枝 ――― 攅竹
  • 第2枝 ――― 聴会
  • 第3枝 ――― 大迎

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この過去問の解説 (3件)

01

三叉神経の枝における経穴の分類では、

三叉神経の第1支、第2支、第3支、それぞれのデルマトームを覚えておくと良いでしょう。

 

三叉神経第1支(眼神経)では、
鼻中央部から目の上部、前頭部、頭頂部の中央部分

 

三叉神経第2支(上顎神経)では、
鼻下から、上唇の幅で、頬骨、こめかみの上部の範囲

 

三叉神経第3支(下顎神経)では、
下唇からオトガイの幅で、下顎骨の側面と、咬筋、耳の内側、こめかみの下部までの範囲

 

となっているので、
経穴との位置関係と照らし合わせれば、
解答を導き出せます。

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02

正解は4です。

三叉神経のそれぞれの支配領域を覚え、経穴がそのどこにあたるかを
あてはめて考えます。

各選択肢の対応する神経枝は、以下のとおりです。

1→四白=第2枝

2→攅竹=第1枝

3→聴会=第3枝

4→大迎=第3枝

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03

三叉神経は、5番目の脳神経で、

顔面の知覚を脳に伝えます。

第1枝は、眼神経、

第2枝は上顎神経、

第3枝は下顎神経に相当し、

それぞれ異なった顔の部位の感覚を伝達します。

選択肢1. 第1枝 ――― 四白

×

四白は、瞳孔の下1寸のところで、

眼窩下孔部に正視させて取りますが、

第2枝が罹患した場合に施術する部位です。

選択肢2. 第2枝 ――― 攅竹

×

攅竹は、眉毛の内端陥凹部に取りますが、

第1枝が罹患した場合に施術する部位です。

選択肢3. 第2枝 ――― 聴会

×

聴会は、

耳珠の前下方で口を開け、

陥凹のできるところに取ります。

この部位には、

第3枝から分岐する耳介側頭神経が分布します。

選択肢4. 第3枝 ――― 大迎

大迎は、

下顎角の前1寸3分の陥凹分、

動脈拍動部に取ります。

第3枝領域に相当します。

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