あん摩マッサージ指圧師 過去問
第29回(2021年)
問126 (午後 問46)

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 問126(午後 問46) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例に対する施術で最も適切な筋はどれか。

「35歳の女性。最近テニスを始めたが、プレー後に肘に痛みを感じるようになった。トムゼンテスト陽性。」
  • 短橈側手根伸筋
  • 腕橈骨筋
  • 方形回内筋
  • 橈側手根屈筋

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この過去問の解説 (3件)

01

「テニス」
「肘の痛み」
「トムゼンテスト」

ということから、


上腕骨外側上顆炎


と導き出せます。

 

上腕骨外側上顆炎の原因として、


長橈側手根伸筋
短橈側手根伸筋
総指伸筋


などの前腕伸筋群における
上腕骨外側部での炎症が考えられています。

 

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02

トムンゼンテストは、

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)を診断するテストです。

選択肢1. 短橈側手根伸筋

上腕骨外側上顆炎は、

おもに短橈側手根伸筋の起始部が、

肘外側で障害されて起こるといわれています。

短橈側手根伸筋は、

上腕骨外側上顆からはじまり、

第3中手骨底(背側)で停止する筋で、

肘の伸展の補助の際などに働きます。

選択肢2. 腕橈骨筋

×

腕橈骨筋は、

上腕骨外則下部からはじまり、

橈骨茎状突起で停止する筋です。

肘関節の屈曲の際などに働きます。

選択肢3. 方形回内筋

×

方形回内筋は、

尺骨の遠位前面からはじまり、

橈骨の遠位前で停止する筋です。

前腕の回内の際に働きます。

選択肢4. 橈側手根屈筋

×

橈側手根屈筋は、

上腕骨内側上顆からはじまり、

第2・3中手骨底(掌側)で停止する筋です。

肘の屈曲の補助などの際に働きます。

参考になった数1

03

正解は1です。

成因からテニス肘の可能性があります。
トムゼンテスト陽性とのことなので前腕伸筋群と回外筋が罹患筋です。
なおトムゼンテストは上腕骨外側上顆が疼痛発生部位なので、
この場合バックハンドテニス肘になります。

各選択肢については、以下のとおりです。

1→〇

2→×

3→×

4→×

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